自分で限界をつくらなければ、潜在能力はいくらでも開発できる

はじめまして。

 

医療法人 幸美会

なかむら歯科クリニック

非常勤歯科医師・口腔外科認定医の山本 一博です。

 

今回は、私が定期購読している、とある一節に、

非常に共感でき、また、関心した事項がございましたので、

皆様にお伝えしたいと思い、筆をとりました。

 

では、どうぞ。

 

みなさんは最近、

何かあきらめてしまったことってありますか?

 

仕事のことでもいいですし、

プライベートのお稽古や習い事でもいいです。

 

挫折というと大げさですが、

「自分には無理だ・・・」

「これが自分の限界だ・・・」

と辞めてしまったりとか。

 

それは本当に、

あなたの限界だったのでしょうか?

他に何かやりようはなかったのでしょうか?

 

—–///———-///———-///———-///—–

 

北海道帯広市にある建設会社に、

一人の男の子が生まれます。

 

生まれつき、そんなに体が強くなかった男の子は、

3歳のとき喘息と診断。

 

帯広市はアイススケートが盛んな町。

 

喘息の薬を飲ませることに抵抗のあったご両親は、

運動療法の一環として男の子にスケートをやらせます。

 

少しでも喘息がコントロールできればと。

 

北海道はスキーも盛んでしたが、

男の子はスケートの非日常的なスピードに魅了され、

スケートにのめり込んでいきました。

 

男の子が小学校のとき、

お父さんは胃がんになり、

長く生きられないと医師に言われてしまいます。

 

お父さんは思います。

「私は子どもが成人するまで生きられない。

息子が得意のスケートで生きていけるように、

私が動けるうちに鍛えたてやりたい」

 

それから、

お父さんの厳しい指導が始まります。

毎朝4時30分に起床。

学校に行く前に朝練。

放課後はスケート団に混ざって、

午後7時まで練習。

さらにその後、

1人で30分以上リンクを周回。

お父さんは病気の体にもかかわらず、

すべての練習に付き添いました。

 

とはいえ、、、

まだ小学生の男の子にとって、

練習はとてもハードなもの。

ある日、心配になったお母さんが、

こっそりと練習の様子を見に行くと、

男の子は泣きながら、

リンクを回っていました。

 

でもですね、、、

 

男の子は泣きながら滑っていても、

お父さんの前を滑るときは、

涙を拭いて、

何もない顔をして通り過ぎます。

そして、向こう正面にいくと、

また泣きながら滑ります。

 

お父さんは体調が悪化しても、

点滴を打ちながら練習や試合に行きました。

そんなお父さんを見ていて、

どんなに練習が厳しくても、

男の子はお父さんに泣き顔を見せたくなかったのです。

 

男の子が高校生になると、

お父さんはとうとう入院をすることに。

男の子が、

お父さんをお見舞いに行こうとすると、

「来るな!練習しろ!!」

それでも心配なので、

お見舞いに行きましたが、

「高校総体が近いだろ!

こんなところに来ないで練習をしろ!!」

追い返されてしまいました。

 

男の子は、お見舞いをする代わりに、

高校総体で良い成績を残して、

お父さんを励まそうと練習し、

見事、優勝をします。

 

お父さんは病院で、

そのビデオを何回も何回も見て、

とても喜びました。

 

その数日後、、、

お父さんは、

静かに息を引き取ります。

男の子は、お父さんのお通夜の日も、

練習を休みませんでした。

お父さんが一番喜ぶのは練習をすることだと、

わかっていたからです。

 

—–< それから数年後の1998年 >—–

 

男の子は、長野オリンピックに出場。

スピードスケート500mで見事金メダルを獲得。

 

彼の名前は、清水宏保さん。

 

日本で初めてプロ・スケーターになった選手でした。

 

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お父さんの強い想いが、

亡くなった後も清水選手の心に生き続け、

 

その結果が、

オリンピックでの金メダルにつながりました。

 

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『 自分で限界をつくらなければ、潜在能力はいくらでも開発できる 』

 

 

by 清水 宏保(スピードスケート選手)

(長野オリンピック金メダリスト)

 

 

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小さい頃から喘息を抱えながらの競技生活、

とてもつらかったはず。

 

ところが、、、

清水選手にとって、

喘息よりも越えなければいけない壁がありました。

 

それは、、、

 ≪ 身長 ≫

スピードスケートでは、

身長が高い方が有利と言われてきました。

 

実際、清水選手の最大のライバルで、

現在の500m最高記録(34秒03)の

ウォザースプーン選手は身長191cm。

清水選手との身長差は、なんと29cm。

 

身長差は、

そのまま歩幅の差に現れます。

 

「足の長い選手と一歩の歩幅を同じにしないことには、スピードで負ける」

 

そのために

清水選手がしたことは2つ。

 

1つは『股関節を異様なほど柔らかくすること』

 

もう1つは、

 『胃や腸を移動させること』

…移動(・・?)

 

スピードスケートは、

空気抵抗を減らすために、

低い姿勢で滑ります。

ところが、太腿が太いため、

滑っているとお腹にあたってしまい、

ある一定以上、

姿勢を低くできません。

もっと姿勢を低くしたい。

でも、太腿はパワーの源なので、

これ以上細くしたくない。

 

「どうすりゃ良いんだと考えていた時に、

胃や腸を移動させてしまえば良いんだと思いついたんです」

 

つまり、

低い姿勢をしている時は、

胃とか腸などの内臓を、

肋骨の部分まで押し上げているんだそうです。

 

思いつくこと自体、

常識を逸脱していますが、

それを実践してしまうところが、

清水選手のスゴいところ。

 

身長162cmと小柄で喘息もちだったことから、

「背が小さいから無理」

「喘息もちがスポーツなんて間違っている」

と言われ続けますが、

 

簡単に“限界”を決めずに、

自分の能力は開発できるという信念のもと練習を続け、

世界のトップへと上りつめたのでした。

 

『 自分で限界を作らなければ、潜在能力はいくらでも開発できる 』

 

さて、みなさんは、

自分に限界を作っていませんか?

 

簡単に物事をあきらめていませんか?

 

1度、ゆっくりと考えてみるのもいいかもしれません。

 

正攻法のやり方でダメでも、

他に何か手があるかも。

 

それが無理、不可能だと思っても、

もしかしたら別のやり方でできるかも。

 

簡単には答えは見つからないかもしれません。

 

でも、限界さえ作らなければ、

潜在能力は開発できます。

 

まだまだ伸びる可能性はいくらでもある…のかもしれません。

 

 

以上です。

いかがでしたでしょうか?

 

常に、みなさんに勇気と感動を与える人間になりたい!

そんな山本です。

 

今日もあなたの心に

やるきスイッチON!!

 

福山市 医療法人 幸美会 なかむら歯科クリニック

非常勤歯科医師・口腔外科認定医 山本 一博 拝

3 Replies to “自分で限界をつくらなければ、潜在能力はいくらでも開発できる”

  1. 諦めないかぎり、夢は叶うと信じてます!

    山本先生、これからも勇気と感動を届け下さい^_^
    そして。
    先日は、代表して院長からの愛のある言葉を頂きましたね。
    泣きそうでした。
    これからも共に成長し、なかむら歯科を盛り上げていきましょう。
    山本先生のお力を貸してください
    *・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)’・*:.。. .。.:*・゜゚・*

  2. 山本先生の熱いメッセージ、確かに受け取りました

    前向きに勉強されている山本先生を、これからも応援し続けたいと思っています

  3. もうこんな歳だから。。。今更。。。
    とか、そんな風に思わないで、いくつになっても、おばあちゃんになっても、生涯夢を持ち続け、学習することを誓います♪

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