こんばんは
今日は大阪に文章力養成講座を受講しに行きました。
仕事やプライベートなど、自分自身の考え・意思を他人に伝達する手段は、言葉であり、文章であります。日本での社会生活を営む上で、欠かす事の出来ないことは伝達力である、という事を本当に痛感しました。
仕事では、スタッフに自分の考え方を伝える時や、患者様に自分の歯科治療のこだわりを伝える時は、全て言葉です。会話です。文章です。全ての基本は文章力にあります。
その時に文章が書けなければ、考え方はまとまらず相手に上手く表現する事ができず、誤解を招いたり、意思疎通が図れなかったりします。
私は幼少の頃から、『国語』は苦手でした。国語の学力はいつも2~3点評価でした。そして、本を読む事も苦手で、いつもマンガばかりでした。
そんな私が文章力の大切さを感じ始めたのは、社会人になってからです。
言葉や文章は、『人の心』を動かします。これからの社会人は、文章力が必須であると感じています。
よく誤解される事があります。【文章が長い記事・広告・説明文】は読まない、と言われがちです。端的で的確で分かり易い方が良いとされがちです。
しかし、それは間違いです。
例えば、ある会社が商品の売り込みをするために、営業マンを雇い、営業に行かせました。その営業マンは、お客さんの事を思い、たった1~2分間だけの営業トークをしました。その結果、商品を売ることが出来ませんでした。
と上司に報告すると、
「君は良くやったよ。素晴らしいよ!」
とお褒めの言葉を絶対に頂けないと思います。
「なぜ、きちんと商品の説明や意義など、事細かに伝えないのか?」
と上司から怒られるはずです。
文章もこれと同じで、短い文章が素晴らしいのではありません。読み手側が求めていれば、文章は長くても全部読みます。
仮に自分が不治の病とします。その治療をしてくれる医者を探していると、たった数行程度の治療法が記載してある病院で治療しようかな?とは考えません。文章が長くても、自分の不安や知りたい事、解決したい事が、きちんと記載してあれば、文章は長くても読みます。
つまり、読み手から、読まれる文章というのは、短い文章ではなく、【読む価値のある文章】 である、と感じて頂けることです。逆に言うと、【読む価値のない文章】は長くても、短くても読まれません。仮に読んで頂けても、【人の心】は動かせません。
とは言うものの、【読む価値のある文章】を作成する事は非常に困難です。
訓練がいります。
【文章力はスキルである】とも言われますから、勉強が必要になります。
今後の自分の人生を考えると、是非とも【人の心を動かすことのできる文章力】を身に付けたいと感じた、1日でした。
なかむら歯科クリニック
中村 幸生
先生が国語が苦手だったとは意外でした。
今の学校の先生は本を読まない子には漫画くらいは読みなさいって言うらしいですね。
昔は漫画を読むと怒られたものですが。