親知らずを抜いた後の注意点って?/治療後冷たいものがしみるのはなぜ?

こんにちは 福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック 歯科衛生士 森岡です。

皆さんは親知らずを含め、歯を抜いた後の注意点はご存知ですか?

①口が開けにくくなる。(開口障害)

抜いた傷が元で炎症が周囲に波及する事で顎の開け閉めがつらくなります

一定以上口が開かなくなる事もありますが、傷の回復と共に戻るため、心配いりません。

②唾を飲み込むときに喉が痛む

下の親知らずを抜く際に舌側の骨を削ったりすることで、炎症が喉の内側に波及し、物を飲み込むことで

痛みが生じることがあります。傷の回復と共に戻るため、心配いりません。

③唇が痺れたり、鈍い感じや感覚の違和感がある

下の親知らずを抜いた場合、手術後に下唇や舌の歯、あるいは舌の知覚麻痺などのしびれを生じることがあります。しかし、通常は時間の経過とともに軽減してきますが、症状が改善するのに3~12か月かかります。

④歯を抜いた後に腫れがひどくなる

歯を抜いた後は1〜3日後が腫れのピークと言われています。

一般的に歯を抜いた後は必ず腫れると思ってください。

どうしてもという時は、冷水で冷やしたタオルで患部を冷やしてもらえれば痛みは和らぎます

⑤内出血が出てきた

患部の周囲に血の塊が凝集することで内出血のように頬の表面に色がついてくることがあります。

内出血は、部位と色が徐々に変わり、1週間〜10日程で消退します。

抜いた後の注意事項をしっかり理解したうえで歯を抜いていくようにしましょう。

福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック 歯科衛生士 森岡

治療後冷たいものがしみるのはなぜ?

こんにちは 福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック 受付 卜部です。

みなさんは治療後冷たいものが染みて歯が痛いといった経験はございますか?

これには理由があります。

そもそも虫歯の治療を行う際には、虫歯の部分を取り除いて行うことが大前提になります。

虫歯を残して処置をすることは錆びついた看板に錆を取り除かずにペンキを塗ることと同じで、ペンキの塗り状態が優れないことと同様に、虫歯を取り除かないと修復処置はできないのです。

その為に、虫歯の治療時には虫歯を全て取り除きます。

深いむし歯がある場合には、虫歯除去中に神経に対してどうしても刺激が伝わることとなります。

これにより、処置前の疼痛の有無に関わらず、神経が生きている歯は虫歯処置後に冷たいものにしみたり痛みが出る場合があります。

個人差はありますが、通常はしばらくしたら冷たいものにしみることや痛みは軽減していきます。

しかし、軽減することなく痛みが増してくる場合はやむを得ず神経処置を行う場合があります。

虫歯が深い場合、神経処置をやむを得ずに最初から行う場合もありますが、できることなら神経処置は極力行わない方が歯の寿命を考えると良いと言われています。

樹木でも値を刈ると水分が失われ、急に寿命が減ることになります。

歯も同様で神経処置を行うと、歯の寿命が短くなるという結果を招きます。

この観点から、当院では処置後の疼痛の可能性を患者様に説明し、同意を得た後に、神経の歯の虫歯治療には極力神経保存療法を試みています。

福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック 受付 卜部

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