こんにちは。福山市なかむら歯科クリニック トリートメントコーディネーター 村上です。
今回は実際よく耳にする歯周病についてお話ししていこうと思います。
まず、歯周病とは歯の周りに炎症が起きて、歯茎や顎の骨が溶けてしまう病気です。成人にも多く感染を起こしていると言われています。
そして、歯周病の原因としては、プラークと呼ばれる歯垢です。
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プラークは、食べかすのように診られますが、実際は歯周病菌や虫歯菌をはじめとする細菌のかたまりです。
次に、歯石についてです。
歯石は歯についたままのプラークと呼ばれる歯垢に唾液中のカルシウムなどが沈着し、石灰化したものです。歯石は歯周病の原因であるプラークが非常につきやすく歯周病菌の温床になります。
すなわち細菌の住処とも言えます。
そんな歯周病を放っておくと知らないうちに進行していき、放っておくと歯茎から膿が出たり、痛んだり、歯がグラグラしたり、最後には自然に歯が抜け落ちてしまいます。
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歯周病の治療としては、原因のプラークを除去することです。
プラークは歯ブラシで軽く擦れば容易に除去できます。
普段のブラッシングでプラークがたまらないようにコントロールすることが歯周病治療で最も重要になってきます。
そのなかでプロフェッショナル専門的な治療が必要になってきます。
福山市 なかむら歯科クリニック トリートメントコーディネーター 村上
食事のコントロールについて
こんにちは。福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック 歯科衛生士の富田です。
みなさんは、食事のコントロールについてご存知ですか?
食事のコントロールがなぜ大切なのか、ステファンカーブと呼ばれるグラフをもとに説明したいと思います。
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これがステファンカーブと呼ばれるグラフです。朝・昼・夜に規則正しく食事をとった場合の、口腔内のph(ペーハー:酸性、アルカリ性の程度を示す値)の移り変わりを表すと、右のようなグラフになります。
最初は弱アルカリ性(正常値)だった口腔内が、朝食事をとると急激に酸性になり、お昼になるにしたがってまた弱アルカリへと戻す。そしてまた昼食をとると酸性になり、また時間とともに弱アルカリに戻るといった具合になっていると思います。
つまり食事をとると口腔内は急激に酸性になります。だいたいph5、4以下になると歯が溶け始めると言われていますので、食事をとった後しばらくの間、口腔内は酸で歯が溶けている状態ということになります。
しかし唾液には口腔内をアルカリ性へと引き戻す性質があり、溶け始めた歯の表面を再石灰化する力も持ち合わせています。グラフを見ると唾液の力により時間とともに酸性になった口腔内がアルカリ性へと戻っていくのがわかります。ちなみにこの唾液の作用は緩衝能と呼ばれています。緩衝能の力にも個人差があり、また唾液の量が多い人ほどむし歯にもなりにくいと言われています。
それでは、朝・昼・夜の決まった食事以外に間食をしてしまうなど、規則正しい食生活ではない人のステファンカーブはどうなっているのでしょうか?
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見ていただくとわかるように、ph5、4を下回る回数が多くなり、口腔内が酸性になっている時間が長くなっています。上でも書いている通り、ph5、4以下になっている時が、歯が溶けている状態ですので、その時間が長ければ長いほどむし歯になりやすく、また進行も早くなるということになります。
食事のコントロールをしてむし歯予防を心掛けましょう!
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福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック 歯科衛生士 富田