こんにちは、福山市 医療法人幸美会なかむら歯科クリニック 歯科衛生士 森岡です
皆さん、毎日歯磨きをしていると思いますが、歯ブラシ以外に何か使用されていますか?
歯と歯の間のお手入れには、フロスや歯間ブラシが有効的ですが
それぞれちゃんと使い分けがあるのをご存知ですか?
フロス(糸ようじ)
フロスは歯と歯の間が狭い方に特におすすめです
歯と歯の接触点のプラーク(歯垢)や歯周ポケット内のプラークを取り除くことが出来ます
ただし、抜き差しするだけでは意味がないのでしっかりと歯面にこすりつけて使用して下さい
ロール状のものと持ち手がついた物が販売されていますが、
持ち手のついた物の方が扱いやすく初めてフロスを使用される方におすすめです
ロールタイプは、フロスを30㎝程度出し自分の指に巻き付けて使用します
自分の指をお口の中に入れて使用するため、慣れるまで少し難しく奥歯が難しいと言われる方が多いです
指をお口の中に入れるのは難しい方は、フロスの端と端を結び円状にし使用することをおすすめします
歯間ブラシ
歯肉が歯周病などで下がってしまい、歯と歯の間の隙間が広くなってしまった方におすすめです
歯茎が下がって根っこの部分が見えてしまっている方やブリッジのダミーの歯の下にも使用出来ます
歯間ブラシは太さのサイズがあるため、自分のお口にあったサイズを見つけることが大切です
自分にあったサイズが分からない、いま使っている物があっているか分からないという方は
担当の歯科医師や歯科衛生士にお尋ねください
医療法人幸美会なかむら歯科クリニック 歯科衛生士 森岡
歯磨きは朝食前と朝食後どちらがいい?
こんにちは 福山市 医療法人幸美会なかむら歯科クリニック 受付卜部です。
みなさんは歯磨きを朝食前と朝食後どちらにするのがいいか迷ったことはありませんか?
虫歯予防・歯周病予防には朝食後に磨く方がよいでしょう。
とはいえ、お口の機能が低下しているような方やお口のネバ付きが気になる方は朝食前および朝食後に磨くと良いでしょう。
昔は歯磨きには「口を清める」という意味があったようです。
また1日のうちで最もお口の中が汚れている(細菌が多くいる)のは起床後です。
そのため朝起きてすぐに磨くのが一般的でした。
しかし、昭和40年ごろからは朝食後が推奨されるようになっていきました。
お口の中のpHが食後に下がることが分かってきたからです。
pHが下がることは虫歯になりやすい環境であることを意味します。
そこで下がったpHを上げるために「食べたら歯を磨く」が基本となりました。
現在は、フッ素配合の歯磨き剤の効果を維持する面でも、食後が望ましいとされています。フッ素をできるだけ保つために食べたら2時間は飲食をしないことです。
朝食前の歯磨きにも大きなメリットがあります。
まず、お口の機能が低下しているような方では食事の準備運動として歯磨きを行うと良いでしょう。
また、起床後のお口の中のねばつきが気になったり、ご飯と一緒に細菌を食べるなんて…と思う方は歯磨きですっきりさせ、朝食後に再度歯を磨くと良いでしょう。
そして自分に合った歯ブラシで磨くことも大切です。
どんな歯ブラシを選んだらいいのかわからないという方は歯科医師・歯科衛生士にお尋ねください。
福山市 医療法人幸美会なかむら歯科クリニック 受付 卜部