こんにちは福山医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック受付 藤﨑です
子どもの頃に「ガムは虫歯になるから噛まないように」と言われた記憶ってありませんか?
それはかつてはガムにもほかのお菓子同様に多く糖分を含んでいたからです
しかし今ではシュガーレスのガムが主流になってきました
なかでもキシリトールという成分を含んだガムを噛むと
唾液に虫歯菌が分解できない成分が含まれるようになり
口腔内に行き渡ることで虫歯予防が期待できると言われています
またガムは噛む食べ物なので
柔らかいものを口にする機会が多い現代人にとって
ガムを駆使してでも噛む回数を増やすことはいいことなんです
唾液も多く出ることにより消化吸収もスムーズに行われ
口腔内にはびこる虫歯菌などの増殖を抑える働きもあると言われています
ガムを噛んだり固いものを避けずに食べたりして
「噛む」
行為を日常の中で意識してみてはいかがですか?
まだガムは早いかな?と思われるお子様にはグミもあります
お声掛けいただければと思います!!
福山医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック受付 藤﨑
授乳時の赤ちゃんの様子、しっかり見ていますか?
こんにちは。医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック事務 笠原です
実は…子どもの健康かつ美しい歯並びには、土台である上あごの成長が必要であることをご存じですか?
歯が生えていない0歳児の段階においては赤ちゃんが母乳を力いっぱい吸うことによる運動が重要なんですね。
この母乳を吸う、という一見微笑ましい光景。実は赤ちゃんがしっかりとお乳を吸引する必要があるんです。
赤ちゃんが効果的に母乳を飲むためには、以下のポイントが重要です!
1. 授乳の姿勢
赤ちゃんが正しい姿勢で母乳を飲むことも重要です。赤ちゃんの頭、首、体が一直線になるようにサポートし、自然な吸い付きができる環境を整えることが大事です。
2. 正しい吸い付き方
赤ちゃんが乳首の先だけではなく、乳輪全体をしっかりと口に含むことが大切です。乳輪ごと吸い付くことで、乳腺が刺激されて母乳が出やすくなります。
3. 吸う力とリズム
赤ちゃんがしっかりと吸引することで、乳管が効果的に刺激されます。口先だけで吸う場合、母乳の流れが悪くなることがあります。
4. 飲むサインを観察
赤ちゃんが母乳を飲んでいる場合、一定のリズムで「ごくっ」という音や動きが見られることがあります。口先だけで吸っている場合は、これが少なくなるかもしれません。
この中で、正しい吸い付き方 と 吸う力とリズム が実は赤ちゃんの顎や舌の筋肉を発達させるトレーニングとなってくれるんです。
また、お母さんに気を付けて頂きたいのが、授乳の姿勢です。赤ちゃんがしっかり深く加えて飲む態勢を整えてあげることで、お口全体の筋肉をしっかりと働かせることが可能になります。
では、赤ちゃんが浅飲みになってしまっている場合、どういうことが起こりうるのでしょうか?
浅飲みでは、赤ちゃんが舌をしっかり使えていないため、舌の筋肉が十分に発達できず、舌が本来あるべき高い位置ではなく、下がった状態にある「低舌位」となります。
実は舌の筋肉の発達や位置(特に低位)は、歯並びや口腔全体の健康に大きく影響を与えます。
舌の位置が歯並びに与える影響
- 正しい舌の位置の重要性
- 舌は歯列を内側から支える自然な力を提供します。正しい位置にある舌は、上顎の拡大を助け、歯が適切な位置に並ぶためのスペースを確保します。
- 舌の低位が引き起こす問題
- 上顎の発育不足: 舌が低い位置にあると、上顎が狭くなり、歯列が混雑する(叢生)原因となることがあります。
- 開咬(かいこう): 舌が前方に押し出される癖があると、前歯が閉じずに隙間ができる開咬を引き起こすことがあります。
- 出っ歯(上顎前突): 舌の位置が低いと下顎の成長が抑制され、結果的に上顎が前に出る形になることがあります。
- 咬合不全: 舌が低位にあると咬合(噛み合わせ)が悪くなる場合があります。
- 口呼吸との関連性
- 舌が低位にあると口呼吸が促進され、さらに口腔内が乾燥し、むし歯や歯周病のリスクも高まります。
- また、口呼吸による顔の成長への影響(長顔症候群や口元の突出など)が歯並びにも影響を及ぼします。
しかしながら、母乳が出ない場合や、仕事復帰などで母乳育児が難し方もいらっしゃるかと思います。
哺乳瓶は母乳より飲みやすくできていることが多いのですが、例えば、哺乳瓶の乳首が母乳に近い形状で、赤ちゃんが吸う力を使う必要がある製品を選ぶと良いでしょう。
お口の健康づくりの土台は0歳からすでにスタートしていますよ!
医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック事務 笠原