年齢ごとのフッ素の濃度って?/歯周病ってどんな病気?

福山市医療法人幸美会なかむら歯科クリニック トリートメントコーディネーター 小川

皆さんは、ご自分が使っている歯磨き粉にフッ素がどれだけ配合されているか知っていますか?

虫歯予防の強い味方であるフッ素配合歯磨き粉ですが、それを使用する推奨量・濃度について、新しい基準が発表されました。

それぞれの年齢に合ったフッ素推奨量を紹介していきます。

~歯が生えてから2歳~

推奨されるフッ素濃度は1000ppmです。

歯ブラシに米粒程度(1~2mm程度)の歯磨き剤を使用します。

就寝前を含めて1日2回は歯磨きをしましょう。

うがいが難しい場合は、うがい不要のジェルを使用したり、歯磨き後にティッシュなどで歯磨き剤をふき取ってもよいでしょう。

~3~5歳~

推奨されるフッ素濃度は1000ppmです。

歯ブラシにグリーンピース程度(5mm程度)の歯磨き粉を使用します。

就寝前を含めて1日2回は歯磨きをしましょう。

歯磨きの後は、歯磨き剤を軽く吐き出します。うがいをする場合は少量の水で1回のみにしましょう。

お子さんが歯磨き剤を適切な量つけられない場合は、おうちの方が歯磨き剤をつけてあげましょう。

~6歳~成人・高齢者~

推奨されるフッ素濃度は1500ppmです。

歯ブラシ全体(1.5cm~2cm程度)の歯磨き粉を使用します。

就寝前を含めて1日2回歯磨きをしましょう。

歯磨きの後は、歯磨き剤を軽く吐き出します。うがいをする場合は少量の水で1回のみにしましょう。

インプラントなどチタン製の装置がお口の中にあっても、ご自分の歯があるならフッ素配合の歯磨き粉を使用しましょう。

これらの推奨量・濃度を参考にしてより良い歯磨きを目指してみましょう!

福山市医療法人幸美会なかむら歯科クリニック 歯科衛生士 藤本

歯周病ってどんな病気でしょうか?

よく聞く用語ではありますが実際にどのような病気でどのような症状、全身にどのような影響を及ぼしているのかなどをご存知の方は少ないと思います。

歯周病とは簡単にいうと歯を支える骨を溶かして壊していく感染症です。

意外かもしれませんが歯周病は感染症で身近な人から感染したり、感染させてしまうものです。

そのため成人の80%がかかっているといわれています。

しかし、自覚症状が少なく気づいた時にはすでに骨が溶け始めている、最悪の場合骨がなくなっていることもあり、歯を支える骨がなくなってしまいますので大切な歯を失う原因にもなります。

また、歯周病は、がんと同様に国があげて対策をしている国民的疾患です。

なぜそこまでして対策する必要があるのかというと歯周病はお口の健康だけではなく心臓病や脳卒中、糖尿病、早産などの原因にもなるからです。

恐ろしいですよね!

ですが裏を返すと歯周病を予防することで全身の健康にも繋がるということです。

歯周病にならないためには毎日の歯磨き、そして定期的な歯科医院の受診で検査とクリーニングを行うことでお口の中の歯周病菌を減少させていくことが大切です。

ご自身と大切な人の健康のためにも一度歯周病かどうかの検査を受けてみてはいかがでしょうか?

気になった方は是非歯科医院に行ってみてくださいね!

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