こんにちは。医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック トリートメントコーディネーター沖村です。
皆さん、顎が痛くなり顎関節症かも?と思われたことはありませんか?
本日は、顎関節症の原因とセルフケアについてお話していきます。
こんな症状はありませんか?
・顎が痛い:何もしなくても顎や、そのまわりに痛みがあります。少し動かしても痛みがあったり、 硬いものを食べると痛みがある。
・口を大きく開けられない:大きなあくびやリンゴを丸かじりができません。
・顎が疲れる:食べ物を噛んでいると顎がだるくなります。喋っていると顎がくたびれます。
・口を開けると音がする:口を開閉すると耳の前で耳障りな音が聞こえます。カクっという音や砂利を噛むよ うな音が聞こえます。
これらの症状がいくつかあると顎関節症の可能性があります。
顎関節症の原因として
・歯ぎしり:歯ぎしりをしていても音がしないことが多いので気が付きませんが、多くの人がしています。 夢を見ているときは、とくに強く歯ぎしりをします。なお、乳歯の時の歯ぎしりは、顎の成長の 発育に対して良い刺激になるので心配いりません。
・食いしばり:食いしばりは、通常眠りの浅いときにしています。また、日中に無意識に食いしばりをしてい ることがあります。そして、ストレスも関連することがあります。
・咬合異常:歯が欠けたままになっていたり、かぶせたものがうまく嚙み合っていないと、片顎だけでもを食 べることになります。
・強打などの外:スポーツや事故などによって顎を強打したり、異常な硬いものを思わず強い力で咬んでしま ったときなどです。
セルフケアが大切
症状改善の第一歩は患者さん自身のセルフケアが大切です。顎関節症の多くは、その病気の性質として安静にしていれば治っていく病気です。例えば、捻挫の痛みが安静にしていれば改善するのと同じです。したがって、顎関節や周囲の筋に痛みがあるときには、まずは、セルフケアから治療を始めます。
①顎を安静に保ちます:やわらかい食事にしましょう。顎をリラックスさせましょう。
②大きな開口は避けます:あくびの力をコントロールしたり、食事中や会話での大開口は避けましょう。
③温湿布します:慢性の筋症状には温湿布を行います。痛みのある患部に1日数回、1回あたり20分間お湯で温 めたタオルをあてがいます。ただし、もし痛みが増すようでしたら、直ちに中止します。急 性の症状には冷湿布をすることもあります。
④筋肉へのマッサージをします:温湿布の後や入浴後が効果的です。
⑤よい姿勢を保ちます
⑥仰向けか横向きで寝ます:顎関節や首の筋肉に負担をかけないように、仰向けか横向きで休み、うつ伏せ寝 は避けます。
⑦開口練習をします:症状に応じて、歯科医師の指示に従って開口練習をします。
スプリント療法
顎関節症の治療で、一般的に行われるものにスプリント療法があります。上顎か下顎のどちらかにスプリントと呼ばれる装置を入れるものです。
スプリントを使う時のポイント
・装着の原則は寝るときだけです。スプリントの目的は、筋の緊張を減らすとともに、睡眠時の歯ぎしりや食いしばりを軽減にあります。したがって、装着するのは夜寝るときだけに限定して下さい。
・常に清潔にしておきます。口に入れるものなので、使用後は水洗して常に綺麗にしておきます。熱湯につけると変形しますので必ず水で水洗しましょう。
・装着したまま物を食べない。飲食を行う際は必ず外して下さい。
何か気になることがあれば一度相談してみて下さい。
福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック トリートメントコーディネーター 沖村
虫歯ができやすい場所ってどこ?
福山市 医療法人 幸美会 なかむら歯科クリニック 歯科衛生士 塩飽未来
今日は虫歯ができやす場所をお伝えします。
①奥歯の噛み合わせ
②歯と歯の間
③歯と歯肉の境目
この3箇所が虫歯になりやすい場所です。
乳歯の場合少し変わり、以下の通りになります。
①1番大きな上の前歯の歯と歯の間(真ん中)
②第一乳臼歯と第二乳臼歯との間(4カ所全て)
むし歯は黒いと思い込んでいる方が多数いらっしゃいますが、実は進行の早い初期のむし歯の色は白いのです。
特に乳歯のむし歯は他の部分がむし歯になりやすいのでお子様の仕上げ磨きの際には好発部位に注意しましょう。
うちの子は歯は白いから大丈夫とあなどっているとある日突然、ポッカリと穴が空いて驚いて駆け込んでくるお母様方が多いのです。
早く発見すればするほど削らずにフッ素塗布のみで予防できますのでご注意ください。
そもそのもどうしてむし歯になってしまうのか、実はむし歯になる条件があります。
①虫歯菌:口の中には約3億の細菌が住んでいます。その中でミュータンス菌がプラークの原因となります。
②糖質:食べ物の中の糖分をミュータンス菌が分解して、ネバネバしたデキストランを作り、これが歯にこびりつきます。
③歯の質:歯の形や歯並び、そして歯の作られる時期の栄養や病気などが、虫歯に強い歯、弱い歯作ります。
④時間:歯が糖質に接触する回数、時間が増えるとむしばになります。
この条件が揃うことで虫歯ができあがります。
まずは虫歯ができる条件を作らないことが1番の予防です!
歯医者での検診で、バイオフィルムを取ったり、フッ素塗布でむし歯予防をしていきましょう!
福山市 医療法人 幸美会 なかむら歯科クリニック 歯科衛生士 塩飽