矯正治療は歯並びをきれいにする以外にも目的があるの?
福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック 歯科衛生士 小澤です。
矯正治療を聞くと歯並びをきれいにするというイメージを持たれている方が多いのではないでしょうか。
矯正治療の主な目的は、
①審美的回復(見た目の改善)
②機能的回復(噛み合わせの改善)
どちらにしてもよく噛める正しい噛み合わせにしていくことが矯正治療の目的です。
歯並びがきれいでも噛み合わせが正常とは限りません。
歯並びが悪いともちろん噛み合わせは正常ではありません。
歯並びはきれいでも正常な噛み合わせでなければ、特定の歯に過剰な噛み合わせの力の負担がかかり、歯や噛み合わせの機能が壊れていきます。
歯並びがでこぼこしていたりする場合は虫歯の発生リスク高くなり、歯周病の発生・進行の高いリスクになります。
80歳で20本以上歯が残っている人たちを調べてみると、前歯と奥歯の噛み合わせがしっかり安定しているというデータもあります。
矯正治療の目的は歯並び・噛み合わせの改善によりQOL(生活の質)を向上させることです。
健康寿命を長く保つために、生涯にわたって美味しく食事をし、しっかり噛める歯・噛み合わせを作るということはとても重要になってきます。
ご自身のの噛み合わせはどのようになっているかご存知ですか?
ぜひ一度、担当の歯科医師や歯科衛生士にご相談くださいね!
福山市 医療法人幸美会
なかむら歯科クリニック
歯科衛生士 小澤
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首・肩こりのそのワケは…?
福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック
トリートメントコーディネーター笠原です。
突然ですが、みなさんは朝起きた時、
「首や肩が凝って辛い」
という事がありますか?
わたしは、ここ数日起きるたびに首と肩が物すごくガチガチになっていて、
朝起きるのが辛い…!という日々が続いていました。
パソコン仕事もありますが、1日デスクの前に座って…ということはほぼありません。
となると、思い当たるのは睡眠時のアレです。
皆さんは思い当ること、在りますか?
歯科受診をすると、なかむら歯科クリニックではまず初回にお口の中の【口腔内写真】を撮影します。
すると、私の口の中にあるものがあるのが分かります。
そう、【骨隆起】です。
骨隆起の原因は詳しくは解明されていないのですが、歯ぎしりや食いしばりの影響が大きいのではないかと言われています。
わたしは下顎の内側にぽこっと膨らんでいる骨隆起があるのがわかります。
しばらく影をひそめていた(と思っていただけかもしれない)歯ぎしり・食いしばりがひどくなっていたようです。
日常生活の中であれば「かみしめている、と思ったら顎を緩める」ことが出来ますが、睡眠中の無意識のなかでは意識することが出来ません。
通常、人のお口の中は、唇を閉じていたとしても上下の歯はかみ合わせることなく、少し隙間をあけた状態を保っているものです。
歯と歯が接触する時間が長いと、筋肉が疲労し身体にも負担がかかります。
それを睡眠中、力の加減もなくすり合わせたり、かみしめていたらどうでしょうか?当然首や肩にも影響が出やすくなります。
これを解決するのは難しいですが、対処療法として【マウスピース】を睡眠中にはめて寝ることを一案とさせて頂いています。
以前作成していたので、マウスピースは持っていましたが、厚みが気になって、寝つきが悪くなるので使用を控えていましたが、
6年ぶりに新しいマウスピースを作成することにしてみました。
以前のものはマウスピースの厚みが3mmでしたが、今回は違和感を少しでも軽減するため、2mmでの作成にしました。
できあがり、早速はめてみると、起床時の首肩の凝り具合がやはり違いました!
全く凝りがなくなるわけではありませんが、痛くてぼきぼき言っていた首のこりは若干痛い、位に軽減されました。
すべて首・肩こりが歯ぎしりから来るわけではありませんが、同じようにお悩みの方、
一度歯科を受診して、相談してみてもいいかもしれませんよ!
福山市 医療法人幸美会
なかむら歯科クリニック
トリートメントコーディネーター 笠原