歯石って何?
こんにちは福山医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック受付 藤崎です
歯石と聞くと歯の汚れと思われる方もいらっしゃるかと思います
歯石には縁上歯石と縁下歯石の二つがあります
縁上歯石は免疫と同じような働きをするいい歯石なのです
縁上歯石は歯と歯茎の境目につく歯石で
目に見えるところに付き
黄白色のかたまり状のものです
縁上歯石は口の中で増殖した細菌が
バラバラにならないように閉じ込める為に
唾液がカルシウムを多く出して作った固い殻なのです
ようするに体の免疫システムが細菌に感染させないように
働いている証拠なのです
歯石の中で細菌が増殖しても殻を破って出てくることができないのです
ですから歯石が悪さをすることはないのですが
歯石の表面は凸凹していて細菌が繁殖しやすいので
放置せず定期的に除去し清潔に保つことが必要です
もう一つの縁下歯石は
歯肉の内側に付着した歯石のことで
縁上歯石と違って良くないものです
縁下歯石ができるということは歯周病が歯肉炎ではなく
歯周炎まで進んでしまっている証拠なのです
除去したからといって歯周病が完治することはないのです
治ったように見えても症状が出ないだけの状態にすぎないのです
菌はずっとあり免疫力が低下すると
一気に増殖したりするため除去後も経過観察が大切です
縁下歯石がついてしまう前に
定期的に縁上歯石の除去をし
清潔な口腔内を心掛けていただけたらと思います
福山医療法人幸美会なかむら歯科クリニック受付藤崎
歯の生え変わり時の注意点って?
こんにちは!医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック トリートメントコーディネーター 坂本です。
乳歯から永久歯へのスムーズな生え変わりとは,乳歯が抜けて程なくして永久歯が生えてくることです。
過程を簡単に説明すると,
①歯茎の中で乳歯に続く永久歯が乳歯の根を刺激し,
②刺激を受けた乳歯の根が短くなって抜け落ち,
③永久歯が歯茎から現れる,というものです。
しかし顎の成長が小さかったり,大きな乳歯の虫歯などがあったりすると,生え変わりがうまくいかないことがあります。
例えば乳歯の根が短くならず,なかなか抜けなかったり,
そのため別の場所から永久歯が出てきたり,傾いて生えてきたり,
永久歯が歯茎の中にとどまってしまうことがあります。
また,永久歯が多い(過剰歯),逆に少ない(先天欠如)といったこともあります。
このように歯の生え変わり時期には様々な問題が潜んでいたりします。
いずれも歯並びや噛み合わせに影響する問題なため,
当院では定期的な予防治療の際,1年ごとにお口全体のレントゲンを撮らせていただき,確認をしています。
ぜひ,お子さんの将来の健康的なお口のためにも定期的な予防治療にお越しくださいね🦷
医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック
トリートメントコーディネーター 坂本