スマートデンチャーってどんな入れ歯?

スマートデンチャーってどんな入れ歯?

福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック 歯科衛生士の細谷です。

皆さん、こんにちは。

本日は「スマートデンチャー」についてお話しします。

今回私の母が、なかむら歯科クリニックで治療でお世話になりました。

私の母は右下の6番目7番目の歯を2つ失ってしまいました。

数十年前に他院で神経を取ることになり、根っこの治療をし神経の代わりとなるお薬を入れていました。

しかし、力が奥歯によく加わってしまう中、実は歯が割れていたのです…。

さらに細菌感染を起こしており根っこの先に膿が溜まっている状態だったため、泣く泣く2本歯を抜くことになりました。

右下奥歯が2本も無くなってしまうと、とても右側で噛みにくい状態になります。

そこで何か「歯を入れて噛める状態を!」とのことで、一度インプラントも検討したのですが外科的処置少し怖いなぁ…

期間的な事も考えると今は「入れ歯にしたいです。」と母は「入れ歯」を選択しました。

まだ40代の母は正直入れ歯に抵抗がありました。世間のイメージではご高齢の方が入れているイメージ。

ニコッと笑うと入れ歯見えてしまうのは嫌だな…

今はコロナ禍でマスクつけてるからいいけど、これからマスクも外す機会が増えそうだけど大丈夫かなぁ。

入れ歯の引っ掛けるバネ見えたりしないかな。

と不安そうな様子でした。

そこで「スマートデンチャー」なのです‼︎

皆さんは「スマートデンチャー」はご存じでしょうか?

金属もバネのない入れ歯なので審美を重視される方におすすめです‼︎

しかし、バネのように引っ掛ける箇所は食事や会話時に入れ歯が外れてしまわないようにどうして必要になります。

金属だとキラッと光るように見えてしまい、バネのかかる場所によっては見た目が気になってしまうのです。

スマートデンチャーは金属のバネではなく、歯茎の色と馴染むようなピンク色の樹脂で覆うように作成する事が出来るのです。

金属を使用しないので「金属アレルギーのある方も安心」して使用する事ができるのです。

入れ歯の作成は母の場合4回かかりました。

①個人トレー作成

患者様1人1人口腔内は違います。

そのため、お口の中の型取りを行い患者様にあった入れ歯を作るための型取りに必要な専用のトレーをまず作ります。

②個人トレーを使用して入れ歯を作成するための型取り・噛み合わせ

前回作成した自分口腔内専用のトレーを使用して、入れ歯を作るための型取りを行います。

そこで同日、上の歯と下の歯がどこで噛んでいるのか確認をするため、噛み合わせの記録もとりました。

③試適

前回型取りと噛み合わせの記録を取ったので、おおよそこのように完成するという入れ歯が出来上がってきます。

④セット

セット前↓

セット後↓


セット前↓

セット後↓

完成した入れ歯を口腔内で合わせ、調整をしていきます。

後日実際に入れ歯を使用しての食事や会話、日常生活を過ごしていただく中で当たって痛みがあるところや擦れる場所はないか。

パカパカ浮いている、物がよく詰まるなどの不具合があれば入れ歯の調整が必要になります。

私の母はセット後ははじめての入れ歯で食事の際に慣れない日があったが、数日経つと徐々に慣れていき問題なく使用できているよ〜と教えてくれました。

見た目にも問題はなく、歯茎の色と同じような色の樹脂を使用しているので笑っても金属が見えなくて安心でマスクも外すの怖くないね‼︎と言っていました。

久々に奥歯が入って嬉しそうな母の笑顔を見る事ができてよかったです。

歯は本当に大切なものだとつくづく感じさせられます。

歯があることによってご飯を美味しく食べる事ができます。

そしてよく噛んで食べることで脳が活性化され認知症予防にも効果的と言われています。

また思いっきり歯を出して笑うこともでき、歯があることによりお顔のハリも出てきます。

いつまでも若々しく健康でいられるためにも歯を大切に守っていきましょう。

もし歯を失ったとしても、私の母のように歯を入れてあげることによって他の歯を守ることも出来ます。

自宅での歯磨きはもちろん、定期的な歯科受診をすることにより早期発見・早期治療ができるように努めていきましょう‼︎

福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック 歯科衛生士細谷

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