こんにちは!
福山市医療法人幸美会なかむら歯科クリニック 歯科衛生士 森岡です。
皆さん、親知らずを抜歯されたことはありますか?
親知らずは人によって1本もない方や上下左右生えている方、歯ぐきの中に埋まっている方もいらっしゃいます。
親知らずを抜いてとても腫れて痛かったという方もおられるのではないでしょうか?
では、なぜ親知らずを抜くのでしょう?
親知らずによる様々な障害
・親知らずがあることによって手前の歯が虫歯になりやすい
・親知らずの周囲の炎症が広範囲に波及する。
・前歯の歯並びがくずれてくる。
こういった親知らずがあることで様々な症状が出てきます。
では、もし親知らず抜くと決めたときは…
・抜歯当日は体調管理をしてお越しください。
・抜歯後は、2~3時間麻酔が効いているので、お腹が減ってないよう、麻酔が切れてからお食事をおとりください。
・抜歯後は腫れたり、痛みが伴いますので大切な行事やお仕事、プライベートの予定がある前に抜かない方がいいと思いますので、そのことを考慮したうえでご予約の日程を決めてください。
抜歯後に伴う症状として…
・抜歯後は出血が生じます。2~3日は唾の中に血液が混じります。
・抜歯後には腫れが生じます。腫れの症状は術後2~3週間後に治ります。
・抜歯後には口が開けづらくなったり、唾を飲んだら喉が痛いという症状が出ます。この症状も術後2~3週間後に治ります。
・下の親知らずを抜いた場合、手術後に下唇や下の歯、あるいは舌の知覚麻痺や知覚鈍麻、しびれを生じる事がまれにあります。しかし、通常は時間の経過と共に軽減していきますが、症状が改善するには3~12ヶ月間かかります。また、場合によってはそのまま麻痺が残ることもあります。
抜く前も抜いた後にも、様々な問題のある親知らずですが、長い目で見て、メリットデメリットを十分に考慮して皆さん自身の判断で抜くか抜かないか決めてみてください。
福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック 歯科衛生士 森岡
歯の根の治療放っておいたらどうなるの?
こんにちは。福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック トリートメントコーディネーターの伊達です。
皆さんは、虫歯の痛みで、神経にズキンとした痛みがあったりしませんか?
もし、虫歯が神経にまで広がってしまったとき、歯を救う最後の手段となるのが「歯の根の治療」です。
ですが、これはとても難易度が高く、たいへんな技術と労力を必要とする治療です。
まず、根の治療はどんなことをするかというと、感染部分を除去していきます。
そして、「ファイル」という待ち針のような細長い器具を根管の中に挿し込んで、細菌に感染した歯髄(神経)をすくいとるように除去します。
次に、根管の内部を洗浄します。
器具で取り除いたあとには、削りカスがのこっているのでこれは菌に汚染されているので、きれいにのぞいていきます。
削りカスが残っていると後に痛みや炎症が起こります。
消毒薬を詰めた後は、「仮封」(仮詰め)をします。
目的としては①外部から最近が入ってこないようにするため
②応急的に嚙めるようにするため です。
もし仮封がとれてしまって、その時点で痛みがないとなっているときが要注意です。
油断は禁物で、仮封がとれてしまっている場合、そこにチャンスだ!と菌が再び歯にはいっていきます。
唾液の中には菌がたくさんいるため要注意です。
なのでそこで、治療がやり直しになってしまう場合もあります。
仮封がもつのはせいぜい2週間です。
根の治療は何度も消毒をして、そこで歯を残していくものなので、根気強く通っていただくようにはなりますが、1本1本大事な歯です。
8020運動(80歳で20本の歯がある状態)を目指して一緒に頑張りましょう!
福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック トリートメントコーディネーター 伊達