義歯(入れ歯)は作って終わりではない??
福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック 歯科衛生士 小澤です☺
様々な理由で歯を抜歯することになり、その後義歯(入れ歯)を作成するした場合、作って終わりではないことをご存知ですか??
義歯(入れ歯)は総義歯・部分義歯に限らず、自分の歯ぐきの状態やかみ合わせなどに合わせて複数回調整が必要です。
時々、「義歯(入れ歯)を作ったけど痛いからすぐにはめるのをやめた」と1回も調整をしていない状態で痛くてはめなくなり通院もやめたいう方もいらっしゃいますが、実は作ってすぐに痛みなく使用できることはごくごく稀です。
ほとんどの場合は数回以上痛いところなどを削って調整することが必要で、歯ぐきの状態によっては調整に数か月以上期間がかかることも珍しくありません。
義歯(入れ歯)は土台となる歯ぐきの上にのせて唾液の水分を利用して吸着させて使用するものです。
はめているだけの状態と、食事などで噛む時の状態も歯ぐきへのあたり具合は変わってきます。
食事をすると義歯(入れ歯)は少し沈み込むので、はめた時は痛くなくても食事をすると歯ぐきにあたって痛みが出たりもします。
義歯(入れ歯)痛みは放っておいても改善はしません…
痛いたびに受診をして調整してもらうのは忍びない…、痛いたびに調整してもらいに行くのは面倒…、といって自分で調整をすることは絶対にNGです!
義歯(入れ歯)が入らなくなったり、表面が粗造になることで逆に歯ぐきにあたって痛いところがで希、義歯(入れ歯)のあたりによる傷がひどくなるなど良いことはありません。
義歯(入れ歯)を使用していて痛みや不具合がある場合は遠慮なくおっしゃってくださいね!
福山市 医療法人幸美会
なかむら歯科クリニック
歯科衛生士 小澤真衣
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【骨隆起ってなあに?】~骨芽細胞と破骨細胞の働きとサイン~
福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック トリートメントコーディネーター笠原です
人の骨が絶えず新陳代謝を経て、生まれ変わっているのを知っていますか?
そこで活躍するのが、骨にある破骨細胞と骨芽細胞です。骨にも細胞が!とびっくりした方もいらっしゃるかもしれませんが、この細胞たちが、古くなったり傷んだ骨を壊したり、新しく作ったりしているんです。
そこで、骨隆起。
まずはこちらの写真をご覧ください。お口をがばっと開けて、下の顎を写した写真です。
2枚とも歯ぐきの内側がなんだか膨らんでいるのが分かるでしょうか?
強い歯ぎしりや食いしばりの癖があるとこのようになりやすく、歯ぐきの下の骨が膨らんでいるのが原因です。
噛む力が強く、顎の骨に力が強くかかっている状態を感じ取った骨細胞が骨芽細胞に「たいへん!ここはもっと骨を丈夫にして力に耐えられるようにして!」と指令を出すことによって、破骨細胞が壊す以上にせっせと新しい骨を作っていくためだんだんと膨らんでくるのです。
噛むのが強い、歯ぎしりの癖があるとなった時、当然歯ぐきだけでなく歯への負担も大きくなっています。
骨隆起はそういった自分でも気づいていなかった状態に気付けるサインでもあります。
実は上の2枚のうち1枚は私自身の物です。歯ぎしりをしていたことで、わたしの歯には全体的に細かなヒビがたくさん入っています。冷たいものを食べると、日々の多い前歯はとてもよくしみます。
奥歯は虫歯の治療で上下ともに詰め物や被せが入っていますので、ゆすられることで、2時虫歯のリスクを上げていたことが予想されます。
幸い今は、銀歯だったものをジルコニア、ゴールドに置き換えて、リスクを軽減できている状態です。
歯ぎしりも実は、骨隆起を指摘されてはじめて知ったことで、かみしめや歯ぎしりが、お口の中にトラブルを招きやすいことを同時に知りました。
ご自身の口の中を、あまり点検したことがない方は鏡の前で、
「あーん」とお口を開けて点検してみてはいかがでしょうか?
じつはお口の困りごと、骨隆起の原因である、かみしめ・食いしばりからきているかもしれません。
よくわからない方は、歯科検診へ運んでみましょう。
なかむら歯科では、お写真を撮ってわかりやすく説明をさせていただきますよ!
福山市 医療法人幸美会
なかむら歯科クリニック
トリートメントコーディネーター 笠原