シーラントとは?/食事コントロールとは?

シーラントって何だろう?

福山市 医療法人 幸美会 なかむら歯科クリニック 歯科衛生士の富田です。

皆さんシーラントについてご存知ですか?

シーラントは物理的に歯を虫歯から守る役割をしています。

歯磨きが難しい「奥歯の溝」は、虫歯になりやすく、虫歯は痛いだけではなくて、乳歯であれば、次に生えてくる永久歯の邪魔をして、歯並びを悪くすることもあります。なので、歯が元気なうちに「歯の溝」をうめてあげましょう!

<シーラントってどんなもの?>

シーラントとは、奥歯の溝を虫歯になる前にフッ素を放出するお薬で埋めてしまう方法です。特に溝が深くて複雑な臼歯に効果的で、歯を削らずに治療を行い、物理的に虫歯になりにくくする働きがあります。

ただ、シーラントをして歯の溝を埋めてしまえば虫歯になりにくくはなりますが、正しい歯磨きをしなければ歯と歯の間や、歯と歯茎の間から虫歯になってしまいます。ですから、シーラントをした後も、正しい歯磨きをしっかり行いましょう。また、お母さんの手伝いがなければ、子供1人で歯をきれいに磨くことはできません。お子さんが自分で歯磨きをした後、必ずお母さんが仕上げ磨きをしてあげるようにしましょう。

3〜4歳になると乳臼歯が生えてきます。歯の噛み合わせが全て見えるようになれば、シーラントを開始できます。また、シーラントは、4〜12ヶ月間で自然に取れやすくなりますので、3〜4ヶ月ごとに検診して、取れている場合はやり直す必要があります。

子供のうちから虫歯にならないように、シーラントで予防していきましょう!

福山市 医療法人 幸美会 なかむら歯科クリニック 歯科衛生士 富田

食事コントロールって?

福山市 医療法人 幸美会 なかむら歯科クリニック 歯科衛生士 塩飽です。

皆さん普段食事コントロールはできてますか?

なぜ食事コントロールが大切なのか、ステファンカーブについて説明いたします。

ステファンカーブとは、口腔内のph(ペーハー:酸性、アルカリ性の程度を示す値)の移り変わりを表すグラフになります。

最初はお口の中は弱アルカリ性(正常値)ですが、食事をとると急激に酸性になり、その後ゆっくり弱アルカリ性へと戻ります。

つまり、食事をとるとお口の中は急激に酸性になります。

だいたい、ph5.4以下になると歯が溶け始めるといわれているので、食事を取った後しばらくの間、お口の中では、酸で歯が溶けているという状態になります。

しかし、唾液にはお口の中をアルカリ性へと引き戻す性質があり、溶け始めた歯の表面を再石灰化する力も持ち合わせています。

この唾液の作用は緩衝能(かんしょうのう)と呼ばれています。

緩衝能の力も個人差があり、唾液の量が多い人ほど虫歯になりにくいと言われています。

朝・昼・夜の決まった食事以外に間食をしてしまうなど、不規則な食生活の人は、ph5.4以下になる回数が多くなります。

ph5.4以下の時間が長ければ長いほど虫歯になりやすく、また、進行も早くなるということになります。

そこで!食事コントロールのポイントについて説明します。

1.朝・昼・夜の決まった時間に規則正しく食事をとり、できるだけ間食をしない。

2.間食をする際は、だらだらと長い時間食べず、短時間で一度に済ませる。

3.就寝中は唾液の量が少なくなり、緩衝能も弱くなるので、寝る前は何も食べないようにする。

4.歯磨きは食後30分以内に行う。

以上4つのポイントが重要となってきます。

皆さんもこれらを意識して食事コントロールをしてみてください!

医療法人 幸美会 なかむら歯科クリニック 歯科衛生士 し塩飽

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