歯石って何?
こんにちは 福山市医療法人幸美会なかむら歯科クリニック 歯科衛生士の清水です。
歯石とは歯の表面についた歯垢(細菌の塊)が唾液に含まれるカルシウムやリンと結びつき石のようになったものをいいます。
歯石になってしまうと普段の歯ブラシでは除去できません。
歯石は表面がざらざらしているため、細菌が付着・増殖しやすく、さらに歯石を大きくしてしまいます。
放置しておくと歯肉の炎症につながり、さらに放置しておくと細菌がどんどん溜まっていき歯周病の原因になってしまします。
また、歯石には2種類あり歯肉より上の歯石を「歯肉縁上歯石」歯肉より下に付着している歯石を「歯肉縁下歯石」といいます。
縁上歯石は肉眼で見ることが可能なので超音波スケーラーという水が出る機会で除去していきます。
縁下歯石は縁上歯石より硬く歯肉より下にあるため肉眼で確認することが不可能です。
そのため一本一本探知しながら手用スケーラーで除去していく必要があります。
歯石を除去する際、強い痛みを感じる方もおられます。その場合は麻酔を行ってすることも可能です。
歯石がたくさんつく前に除去することをお勧めします。
定期的に歯石除去を行い歯周病予防を行いましょう。
福山市医療法人幸美会なかむら歯科クリニック 歯科衛生士 清水
抜歯後の注意しないといけないことって何?
こんにちは。福山市医療法人幸美会なかむら歯科クリニック 歯科衛生士の森岡です。
歯を抜いた時、抜いたところに細菌が入らないように気をつけなければいけません。
親知らずに限らず、抜歯をおこなった場合には以下の点に気を付けましょう。
①抜歯した日は、飲酒・過激な運動などの血液循環の良くなる行為は避けてください。血の巡りや体温の上昇などによって、出血してくることがあります。
②抜歯した部分が気になっても、傷口を指や舌で触らないでください。
③必要以上にうがいをしないでください。激しくうがいをしてしまうと、かさぶたができなくなってしまいます。ですので、うがいは24時間は行わないで下さい。
また、手術部位に歯ブラシを当てること控えてください。うがいをしすぎると血液がいつまでも止まらないだけでなく、痛んだり治りが悪くなってしまいます。
④出血がどうしても気になる場合は、清潔で大きめのガーゼを傷口に当て、圧迫するように20〜30分ほど強く噛んでください。
⑤麻酔が切れると、唇や舌が痺れてきます。やけどをしたり唇の中を噛まないよう注意してください。
⑥麻酔が切れて痛みが我慢できなくなったら、痛み止めを飲んでください。飲む際は、用量・用法を守ってお飲みください。たくさん飲んだからといって効くものではありません。
痛み止め以外の薬は痛くなくても処方された分全てを飲み切ってください。(特に化膿止めの抗生剤)
⑦手術後の食事は、麻酔が覚めてお口の感覚が元の状態に戻ってから取るようにして下さい。麻酔が覚めないうちに食事をすると、頬や唇を噛んだり熱い食べ物で、やけどしてしまう事があります。
また、熱い食べ物や飲み物、辛いもの(刺激があるもの)、炭酸飲料、硬いもの(せんべい、シリアル)や粘着性のあるもの(ガム、キャラメル、お餅など)は食べないで下さい。
痛くない範囲で栄養を落とさない様に食事をお取りください。あまり食べないと傷の治りも遅くなり、薬の副作用が出やすくなります。
⑧傷の部分や麻酔針を刺した部分に数日してから、口内炎ができることがあります。時間が経てば治りますが、痛みが強い場合は軟膏を塗布する事ができます。
⑨下顎の奥歯や歯茎の外科手術の場合には、縫合や外科的侵襲による痛みが原因で開きづらくなりますが、早くて1週間、遅くてもおよそ2週間で解消します。
その際は、安静にして食事は柔らかい物もしくは流動食に近いものをお取りください。
ご不明な点がありましたらお気軽にスタッフにお声がけくださいね
福山市医療法人幸美会なかむら歯科クリニック 歯科衛生士 森岡