福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック
歯科衛生士 川上です!
今回は、アルツハイマー型認知症と深い関わりがある
「トレポネーマ菌」についてお話します。
これは脳の神経障害を引き起こす怖ろしい細菌です。
高齢者の脳内に入り込み、悪さをしていることがわかってきました。
国内約3600万人の高齢者のうち、17%近くが認知症を患い、その過半数がアルツハイマー型認知症だといわれています。
このアルツハイマー型認知症の人の脳に、ジンジバリス菌とともに高率で見つかったのが、口腔由来のトレポネーマ属です。
口腔由来のトレポネーマ属が脳にどんな悪さをしているのかはいまだに不明です。
しかし、義兄弟のジンジバリス菌の悪行は明らかになっています。
脳内に感染すると、炎症物質が放出され、アミロイドβ(老廃物)が沈着。
これが、ベタベタのアミロイドβプラークとなり、脳を委縮させるのです。
まさにその現場から、高頻度でトレポネーマ菌が見つかっています。
歯茎→血管→脳へと侵入していきます。
とっても怖いですよね・・・
高齢社会の重要課題は歯周病の予防と治療です!
定期的な検診を受けて、認知症も予防していきましょう。
福山市 医療法人幸美会なかむら歯科クリニック 歯科衛生士 川上
歯間ブラシの太さって何?
こんにちは! 福山市医療法人幸美会なかむら歯科クリニック 受付長畑です。
皆さんは歯間ブラシを使ったことがありますか?使っている方は太さを気にされてますか?
使っている歯間ブラシが太くて入れにくい、歯間ブラシを使うと歯茎から血が出て痛い、無理矢理入れて抜けなくなった!なんてことが起こってしまった方もいるかもしれません。
そもそも歯間ブラシとは歯と歯が接するコンタクトポイントや、歯と歯が隣り合ったところの根元周りに溜まりやすいプラークをお掃除するための道具です。似たような用途でフロスも使用されます。
しかし、せっかくの歯間ブラシも歯間のサイズに合っていなければ効果を発揮してくれません。
お使いいただいていることは素晴らしいことなのですが、太めの歯間ブラシだと隙間に入りにくいだけでなく、無理に通すことで歯茎が傷ついたり、針金部分が当たって歯の根が削れてしまうこと(歯間ブラシがワイヤータイプの場合)があります。
歯間ブラシは大は小を兼ねません。隙間に無理なく入る太さの物を選びましょう。
隙間の大きさは場所によって違いますので、適切な太さの物が分からなければ歯科衛生士にお尋ねください!
当院でも歯間ブラシは取り扱っておりますのでお気軽にお声がけください。
福山市医療法人幸美会なかむら歯科クリニック 受付長畑