洗口液って?
福山市医療法人幸美会なかむら歯科クリニック 歯科衛生士 延平です
皆さんは洗口液を使われていますか?
スーパーやドラックストアに行くとたくさんの商品が並んでいますよね
歯肉炎予防や歯周病予防などたくさんあって迷いませんか?
中には、液体歯磨きもありよく見ないと間違ってしまいそうですよね
まず液体歯磨きと洗口液の違いをご存知ですか?
洗口液は、歯垢・口臭の原因となる細菌や磨き残しを洗い流してくれます
歯磨き後の仕上げとして使用するのがおすすめです
液体歯磨きは液体タイプの歯磨きです
液体歯磨きは適量をお口に含んでブクブクとしたら
歯ブラシで丁寧に磨いてください
ご自宅で使用されているものを確認してみてくださいね
意外と間違えている方がおられます
虫歯、歯肉炎、歯周病、口臭の予防が出来る優れものの洗口液をご存じですか?
コンクールFという洗口液です
濃縮タイプのため市販の原液タイプのものよりコストパフォーマンスも良いです
~使用方法~
①コップに水を20~25ml入れます
②コンクールFをコップに5~10滴垂らしゆすぐ
たったこれだけで最大12時間細菌の繫殖を制御してくれます
コンクールFには高い殺菌作用と細菌の付着を抑えてくれる作用があります
ぜひ使用してみてください
医療法人幸美会なかむら歯科クリニック 歯科衛生士 延平
脱灰って何?
こんにちは!福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック 受付の坂本です。
皆さんは『脱灰』という言葉を聞いたことがありますか?
脱灰とは、細菌のつくる酸などにより、「歯の成分が唾液中に溶け出してしまうこと」を言います。
溶け出した歯の成分は、ふつうは唾液の作用により時間をかけて歯の中に戻っていく(=再石灰化)のですが、そのスピードはゆっくりです。
溶け出す量(=脱灰)の方が多い状態が続くと、修復が間に合わず、やがては穴の開いた虫歯になります。
健全な状態のエナメル質の表面は、ハイドロキシアパタイトと言う結晶の層で覆われています。
その下に、鍵穴または魚のような形をしたエナメル小柱が上下左右に規則正しく並んでいます。
表面にプラーク(細菌のかたまり)がつき成熟すると、細菌の作り出した酸がエナメル質の内部へと浸透します。
すると、内部のエナメル小柱が溶けていきます。
この状態が「初期虫歯」(表層下脱灰)です。
内部から溶けるのは、表面にあるハイドロキシアパタイトの結晶の層は比較的溶けにくいのと、表面で再石灰化(歯の修復)が脱灰と並行して起こっているためと考えられます。
ですが、プラークが付着して酸と触れる状態が続くと、やがては表面の層もボロッと崩れ落ちます。
これが「進行した虫歯」です。
こうして仕組みを知ると少し怖いですよね…
初期虫歯になってしまっても、普段の歯磨きをしっかりと行うことや定期的な予防治療で虫歯の進行を抑制することができます。
皆さんで、虫歯にならないよう予防治療を心掛けていきましょう!
福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック トリートメントコーディネーター 坂本