歯周病のタバコによる影響って?/歯肉炎ってなに?

歯周病のタバコによる影響って?

こんにちは!福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック

歯科衛生士  川上です。

皆さんは喫煙によっての歯周病への影響ってご存知ですか?

タバコは歯周病の進行を速めます!

約4,800人の初診患者さんの喫煙状況と歯周病の進行度を比較してみると、中程度・重度歯周病の方の割合が、30代の喫煙患者さんと、40代の非喫煙患者さんでは同じくらいとなったというデータもあります。

また、40代の喫煙患者さんと50代の非喫煙患者さん、50代の喫煙患者さんと60代の非喫煙患者さんでも同じような割合でした。

喫煙の有無による中度・重度歯周病患者さんの割合

非喫煙患者

40代・・・19.6%

50代・・・37.1%

60代・・・50.7%

喫煙患者

30代・・・18.8%

40代・・・29.4%

50代・・・58.7%

つまり、タバコを吸っている人は、吸わない人より、10年歯周病の進行が速くなると言えます!

歯周病を予防したいのなら、タバコはきっぱりやめましょう。(加熱式タバコも同様です)

禁煙外来などの受診もおすすめです!

歯科でも歯周病進行予防のため、定期的なクリーニングを受けましょう!

福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック 歯科衛生士 川上

歯肉炎ってなに?

歯肉炎は歯茎に炎症が起こっている状態です。

歯茎が腫れ、歯磨きをすると出血することもあります。

歯肉炎は歯周病の初期段階のため放置しておくと悪化させてしまい重度の歯周病になり、歯を支える骨が溶かされ歯が揺れ、最終的に歯が抜け落ちてしまいます。

そのため、歯肉炎だからと言って放置しておくと危険です。

しかし、歯肉炎の状態であれば歯を支える骨は溶かされていないため健康な歯茎に戻すことが出来ます。

歯肉炎はプラーク(歯垢)や歯石が付着していることが原因で起こります。

そのため、プラーク(歯垢)や歯石除去をすることが大切です。

プラークは普段の歯ブラシで落とすことが出来ます。歯と歯茎の際にのところに歯ブラシを当て小刻みに磨くことで歯茎を引き締めることが出来ます。

その際、出血してくることもありますが悪い出血はしっかり出しましょう。

歯石はプラークが硬くなったもので普段の歯ブラシでは除去することができないため、歯科専用の機械を使って除去していきます。

このように、歯肉炎から健康な歯茎に戻すには、歯科医院でのケアとセルフケアどちらも大事です。

もし、歯磨きの仕方が分からない場合はお気軽にお声掛け下さい。

福山市医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック 歯科衛生士 清水愛美

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