唾液腺マッサージについて
福山市医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック 歯科衛生士 細谷麻衣
皆さん、こんにちは。
最近お口の中がネバネバする・・・乾燥が気になる・・・口臭が気になる・・・
そんな経験はありませんか?
今日は、お口の中でとても重要な働きをしている「唾液」についてお話をします。
唾液には、
「自浄作用」「消化作用」「粘膜保護作用」「緩衝作用」「再石灰化作用」などなど
さまざまなお口の中で重要な働きを担っています。
しかし、加齢や薬の副作用などにより、この「唾液」が減少することや、唾液の分泌量には個人差があるのです。
唾液の分泌量を促進させるため、本日は「唾液腺マッサージ」についてお話をしていきます!
唾液腺には、大きく①耳下腺②顎下腺③舌下腺の3つがあります。
この唾液腺をマッサージしていくことで唾液の分泌を促進することができます。
①耳下腺(じかせん)
耳たぶのやや前方、上野奥歯当たりのほほに人差し指を当て、指全体でやさしく押します。
酸っぱい食べ物を想像すると、すーっと唾液が出てくるところです。
②顎下腺(がっかせん)
顎下腺は、顎の骨の内側の柔らかい部分を、指を当て耳の下から顎の先までやさしく押します。
③舌下腺(ぜっかせん)
舌下腺は、顎の先のとがった部分の内側、舌の付け根にあります。
学科から舌を押し上げるように、両手の親指でぐーっと押します。
詳しくは、当院で歯科衛生士がマッサージ方法をお伝えしますのでお気軽にお尋ねくださいね!!
親知らずを抜く理由
親知らず=抜いたほうがいい
というイメージはみなさんなんとなくあると思いますが
なぜ抜くという選択肢がでてくるのか知っていますか??
親知らずを残しておくと、親知らずとその手前の歯がむし歯に
なりやすくなります。
親知らずの多くは顎に収まり切らず、斜めに生えていて
頭が少し見えているような状態が多いです。
斜めに生えていると、歯ブラシで磨きずらく
細菌がそこに停滞し、虫歯や歯周炎を引き起こします。
その際、親知らずの手前の歯もまきこんでしまう可能性が高いのです。
さらに、炎症がある状態で親知らずを抜くと
炎症が広まり、抜歯後の痛みが強くなったり
血が止まりにくくなったりなどリスクが高くなってしまいます。
このことから親知らずは炎症がないうちに抜歯するのがオススメです☆
しかし、親知らずでも上の親知らずであったり
まっすぐ生えている親知らずで歯ブラシが届いていれば
炎症が起こることは少ないです。
また、斜めに生えた親知らずに押されて
前歯の歯並びが悪くなったということも親知らずによる障害です。
きちんと磨けており、上下とも親知らずが噛み合っている場合は
そのままでも問題はなかったりするので
一度歯科受診をしてみて、先生に診察をしてもらいましょう☆
福山市 医療法人幸美会なかむら歯科クリニック
トリートメントコーディネーター 岩田 歩乃歌