見えない所、どうやって見る?
医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック 歯科助手 金谷省吾です。
皆さん、歯茎の上の歯石とか、歯の表面が黒くなって虫歯になってるとかは、鏡の前で気をつけてみれば分かると思います。
では、被せもの詰め物の下とか、歯茎から下の歯石とかはどうやって見たらいいと思いますか?
そう、答えはレントゲンです。
お口の中を立体的に見れるCT、平面だけど全体の様子が分かるパノラマ、虫歯や縁下歯石などの詳しい診断につかうデンタルなど種類があります。
目的に合わせて使うものは変わりますが、普通に見ても見えない部分を見ることができます。
この中のデンタルを使ってお口の中の歯を全部確認することもできます。
デンタル14枚法といいますが、これによってどの歯に歯茎の下の歯石が付いてるかとか、どの歯に虫歯があるかなど詳しく分かりますし、歯石をとる治療の後にちゃんと歯石が撮れているか確認のために撮ったりもします。
ちょっと撮影の時は大きいものがお口の中に入るのでしんどいこともあると思います。そのため当院ではデンタルのフィルムも2種類あります。
それぞれ良いところがあるので撮影目的に合わせて使い分ける事によって患者様の負担を減らすことも可能です。
見えない所を見るレントゲンが皆様のお口の健康の守ることにつながればと思います。
むし歯になりにくい食事のポイント
福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック 歯科衛生士 細谷麻衣
皆さん、こんにちは!
今日は「虫歯になりにくい食事のポイント」についてお話します。
虫歯にならないためには、もちろん歯磨きは重要です!!
しかし、歯磨きと同じようにとても重要なことは「食事のとり方」なのです!
当院では、食事のコントロールについても指導を行っているのです。
では、どのように食事をとることが出来れば虫歯になりにくいのでしょうか?
皆さんは、1日3回(朝・昼・晩)規則正しく食事をとった場合、口腔内のpH(ペーハー)は弱アルカリ性が正常値になります。
そこから、食事を取るたびに口腔内は酸性になります。
酸性状態の中で歯が溶け始めてくると言われています。食事後しばらくは口腔内は酸性状態が続くので、酸によって歯が溶けているという状態なのですね!
だんだんと口腔内の唾液によって、酸性になってしまっった口腔内を正常値の弱アルカリ性まで戻してくれる働きがあるのです!
唾液はとても良い働きをしてくれているのですね!
この唾液の働きを緩衝能(かんしょうのう)と呼びます。
この緩衝能という働きの力には個人差があります。
唾液の量が人ほど虫歯になりにくいとも言われています。
1日3回の規則正しい食事であれば問題ありませんが、間食の多い方やだらだら食べが続いている方は要注意です!!
ずっと口腔内が酸性状態(歯が溶けやすい状態)が続いてしまうという事ですね・・・
そのため、規則正しく食事を取り、間食は出来るだけ控えて下さい。
また、間食をする際はだらだらと長い時間をかけて食べるのではなく短時間で食べるようにしましょう。
就寝中は唾液の量が減るので、緩衝能が弱まります。そのため、寝る前には食べないようにしてください。
皆さん、食事にも注意して虫歯予防に努めましょう!