よく噛むために

歯を抜いて放っておくと・・・

医療法人幸美会なかむら歯科クリニック 歯科助手 金谷省吾です

むし歯になって歯がなくなった、大きくかけて放っておいたら歯を抜かないといけなくなっちゃった・・。

あんまりあって欲しくはいことですが、歯が無くなる、治療として抜かないといけなくなるなんてこともあると思います。

では、歯が無い状態を放っておくとどうなるのでしょうか?

大人の方なら親知らずを除いて28本歯がありますが、1、2本無くても噛んでご飯を食べることには不都合は感じないと思います。

ただ、数年の間だけの話ですが。

お口の中全体で力を分担し合って歯は支えあってます。当然、歯が抜けていくごとにその歯が負っていた負担を他の歯が受け持ちます。そうすると他の歯がどんどん負担に耐えられず失われていきます。

また、歯が抜けることによってできたスペースのため、その前後の歯が倒れてきたり、噛みあう歯がいないため反対の歯が伸びて抜けてきます。

そうすると、いざそこに何かを入れて治療しようと思ってもスペースがなく、隣の歯を削ったりしないといけなくなります。

斜めになった歯は歯の軸の向きと力のかかる方向がずれているためより傾いてしまったり、折れてしまうリスクも上がります。

噛めるからいいかと放置したりせず、初期の段階で手を打って、周りの歯に影響が出ないようにしたいですね。

よく噛んで食べよう!

福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック 歯科衛生士 細谷麻衣

今日は「よく噛んで食べることについて」お話をさせて下さい。

食事の際、よく噛んで食べることによって様々な良い点があります。

しっかり「噛む」という事で「唾液の分泌が促進」されます。

この「唾液」には食べ物の消化を助けるだけでなく。お口の中を清潔に保つよう働きかける浄化作用や殺菌作用もあります。

また、食事をするとお口の中のpHが「酸性」に傾きます。

そこで唾液の働きによって酸性になったお口の中を中和して、虫歯になりにくくするような緩衝作用も唾液にはあります。

他にも、よく噛んで食べるという事にはたくさんの良いことがあります!!

・脳の働きを活性化してくれる

・唾液の分泌が促進される

・肥満や便秘を予防につなげてくれる

・顔面や顎の成長を助けてくれる

・胃の働きが良くなるため、栄養を吸収しやすくなる

など、日頃の食事の中でよく噛んで食べることを意識してみるとこんなにたくさんのメリットがあります!!

また、かみごたえのある食べ物を食べることもおすすめします。

やわらかく粘着性のある食べ物は、歯面に付着しやすく虫歯になりやすい原因にもつながってきます。

これに対して、かみごたえのある食べ物は噛み砕いた食べ物が歯面の汚れを機械的に清掃するように働きかける効果があると言われています。

そのため、食生活の中でかみごたえのある物をよく噛んで食事するように今日から心掛けてみましょう!!

福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック 歯科衛生士 細谷麻衣

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