抜いた歯・抜けた歯をそのままにしておくと…

抜いた歯・抜けた歯をそのままにしておくと…

福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック 歯科衛生士 小澤です☺

虫歯や歯周病の進行で歯を抜いた後、代わりの歯を作る治療をせずにそのままにして放っておくとどうなるかご存知ですか??

□噛み合う相手の歯がどんどん伸びてくる

□前後の歯が傾斜してくる

 ⇒咬み合わせが狂う(頭痛や肩こりなどを引き起こすことも…)

 噛みにくい・食べにくい

 発音がしにくくなる

 顎関節症になる

 細菌や食べかすなどが挟まりやすくなり、虫歯や歯周病になりやすくなる

などの症状が出てきます。

歯の役割は大きく分けて、①咀嚼 ②嚥下 ③発音 ④審美の4つです。

永久歯は親知らずを抜いて全部で28本あり、上と下の歯がうまくきちんと噛み合うことで4つの役割を果たします。

なので、1本でも歯を失うと少しずつ狂いが生じてきます。

「1本くらい歯がなくても大丈夫」と思われているとしたら、実は大間違いなんです。

すぐすぐにこれらの不具合が出てくるわけではないので、「痛くもないしこのままでいいか…」とそのままにしておくと、将来食事が美味しく噛めないことはもちろん、認知症などの発症につながりますよ!

1本の歯で人生が変わるかもしれないですよ…

歯を抜いたところに歯を補う治療は主に3種類あります。

□インプラント

□ブリッジ

□義歯(入れ歯)

どの治療法にもメリット・デメリットがあり、患者様ご自身が【生涯を通じてしっかり噛めることを望むのか】 【費用をかけずに失った歯を補いたいのか】などご自身の全身・お口の中の健康についてどのように考えているかによって治療の方法は変わってきます。

ご自身が考える最善の状態に対してどの治療法がベストなのかは歯科医師・歯科衛生士・トリートメントコーディネーターがご相談に乗りご説明いたします!

たかが1本と思わずにぜひご相談下さいね!

福山市 医療法人幸美会

なかむら歯科クリニック

歯科衛生士 小澤真衣

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3つの治療法

医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック 歯科助手 金谷省吾 です。

歯を失った場合に放置するリスクと失った場所に対する3つの治療法をお話しして頂きましたが、もう少し治療法についてお話ししてみたいと思います。

まずは義歯
長所は、3つの治療法の中では失った場所を補うのに一番早く、また期間・回数も少なくできます。1本の歯を失っただけなら、2回で作れることも多く、費用も保険を使えばグッと抑えることが出来ます。
短所は、大きい入れ歯になると違和感が大きく慣れるまでに時間がかかること、歯茎の上に乗っかっているだけなので強く噛むのには適さないことです。

次にブリッジ。
長所はしっかりと噛むことが出来る事。治療期間は義歯よりはかかりますが、インプラントよりは早いという間のものになります。
短所は失った歯の部分の負担を支える歯にかけてしまうことや、支える歯に被せる為に大きく削ったり、場合によっては神経の治療が必要になる場合もあります。その為、支える歯の寿命を縮めてしまい、支える歯を失ってしまうリスクが高くなる場合もあります。

そしてインプラント。
失った部分に人工の根っこを埋めて、その上に土台と被せものを被せます。
長所は入れ歯やブリッジの様に他の歯に負担をかけず、しっかりと噛め、見た目も一番ご自身の歯に近いものとなります。
短所は、保険が使えないため高額になること、人工の根っこと周りの骨がくっつくまで治療期間がかかること、骨や歯茎を作る治療が必要な場合さらに治療期間がかかってしまうことでしょう。

失った歯の本数や場所などにより出来る治療が変わる場合などもありますが、何を優先したいのかご相談いただければ、一緒に考えさせていただきます。
ですので、ぜひご相談くださいね。

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