歯周病検査/食べることが苦手なお子さんの問題

歯周病検査

こんにちは! 福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック 

歯科衛生士 山岡です。

皆さんは、歯周病検査を受けられた事はありますか?

当院では、初診の方や、定期検診に来られた大人の方、永久歯が生え揃った小児の方に歯周病検査をさせて頂いています。

歯周病検査では、

①歯周組織検査(プロービング検査)

•歯と歯茎の境目の溝(歯周ポケット)の深さを測ります。

•1~3mmが健康な歯茎の値で、4mm以上と深くなっていくと、歯周病によって歯を支えている骨(歯槽骨)が溶かされている値になります。

•また、出血がないかを確認します。

•出血がある場所は、歯周病の前段階の歯肉炎になっていて、歯茎に炎症が起きています。

②動揺度検査

•ピンセットで歯を挟んだり、ピンセットの先端を歯の溝に当てて、歯を動かして、歯が揺れてないか検査をします。

•歯を支える歯槽骨が破壊される事で、歯周病が進行し、歯の動揺度は大きくなります。

③レントゲン検査

•歯を支える歯槽骨の吸収が起きているかどうかを確認します。

•私たち歯科衛生士が行う①歯周組織検査も、このレントゲン検査を基に確認しながら行います。

歯周病は、歯を支える歯槽骨を溶かしてしまい、歯を失う大きな原因の恐ろしい病気です。

一度溶けてしまった骨は、元はに戻りません。

でも、今の状態から、ひどくならないように維持していく事はできます!

定期検診と、ご自宅でのセルフケアで、しっかり歯周病予防をしていきましょう☆☆

福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック 

歯科衛生士 山岡 芽生

食べることが苦手なお子さんの問題

こんにちは!福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック 受付の坂本です。

乳歯が生え終わった3歳くらいからは、食べる機能の発達の他に、歯並びや噛み合わせも「食べること」に影響するようになってきます。

下記のような問題があると「食べること」が苦手になりやすいので要注意です!

①お子さんの前歯が噛み合わない(開咬)

生後2か月くらいから始まる指しゃぶり。離乳後期の頃(9ヶ月~1歳半くらい)には口と手の発達のためにとても大切なので、好きなだけやらせてあげて下さい。

ただ、4歳過ぎても指しゃぶりが続いていると、顎の成長を妨げ、前歯が噛み合わなくなってしまう事があります。

3歳も後半になったら、やめるように積極的に促しましょう。

自発性が大切なため、必ず言い聞かせから始めます。幼稚園や保育園の進級など何かきっかけを設けたり、歯医者さんに話してもらったりしてみましょう。

叱ると隠れてするようになるため逆効果。骨格が柔軟な4歳頃にやめられれば、自然と前歯が閉じて治っていくこともあります。

②虫歯の多発!

お子さんの虫歯は全体的には減っていますが、時々前歯や奥歯が大きな虫歯となり噛めない状態のお子さんもおられます。

離乳完了期を過ぎても夜の授乳を続けると、上顎の前歯から虫歯が出来始め、徐々に広がって多数の虫歯(哺乳う蝕)の原因になってしまいます。

定期的に歯科医院で予防指導を受けて、歯を守っていきましょう。

③お口ポカンの癖がある!(口呼吸)

お口ポカンの癖あるお子さんは、前歯と上顎が前にせり出して、下顎は上顎が邪魔して育ちにくい状態となる為、所謂「出っ歯」になりやすいです。

また、お口の中が乾燥しやすいため虫歯のリスクも高いです。

歯や顎は、唇、下、頬の筋肉から受ける力によって。馬蹄型にバランスよく成長していきます。

まだ骨格が柔軟な小学校低学年の頃に、唇の筋力を上げて筋力のバランスを改善できると歯並びに良い影響があります。そのため、お口の筋力トレーニングについて気になられる方はお近くの歯科衛生士へお尋ねください!

食べる機能の発達は個人差が大きいものです。

子育て本の月齢や周りの子供と比べたりすると、ご両親が辛くなってしまいます。是非、ご自分のお子さんのために用意した物差しで、見てあげて下さい。

迷った時には、お口の動き方と、どの歯が生えてきたかを見て、歯と相談しながら離乳食、幼児食を進めていきましょう!

福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック 受付 坂本

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