砂糖の摂取量に要注意とプラーク染め出しについて

砂糖の摂取量に要注意

こんにちは!福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック 受付の坂本です。

皆さんは、毎日のお食事でどのくらい砂糖を摂取していますか?

毎日のお食事の中で、歯の表面には、虫歯や歯周病の原因となる細菌の塊「プラーク」(歯垢やバイオフィルムとも呼ばれます)が付着します。

プラークの中にいる細菌は約600種類、1gのプラークには約1,000億個以上の細菌があると言われています。

プラークは、口の中のミュータンス菌が砂糖(ショ糖)だけを利用して作り出すため、

砂糖を減らすと虫歯や歯周病のリスクを減らすことに繋がります。

口の中に砂糖(ショ糖)が入ってくると、ミュータンス菌はショ糖を分解し、歯の表面を居心地の良い住処にするため、グルカンというネバネバした水に溶けにくい粘着物質を作ります。

そこに他の細菌が集まり、集合体となったものがプラークです。プラークは水に溶けないため、うがいでは取ることが難しく、歯ブラシなどで取り除く必要があります。

歯の表面についたプラークの中では、ミュータンス菌や他の細菌が、ショ糖だけでなく果糖やブドウ糖などを栄養源として歯を溶かす酸を作ります。この酸によって虫歯が発生します。

歯周病もこのプラークから始まるため、それをそのままにしておくことはとても怖いことです。

ここで、プラークを作りにくい砂糖の摂り方についてお話します。

虫歯や歯周病を引き起こす細菌の住処となるプラークを作らない事が歯を健康に保つ第一歩です。

そのためには砂糖を取るのを止めてしまえばよいのですが、今の私たちの生活でそれは難しいと思います。

加工食品の中には砂糖が大量に使用されているものをありますし、そもそも多くの植物には砂糖(ショ糖)が含まれているからです。

また、折々に甘い物を食べることは、生活に潤いが出て決して悪いことではありません。ですから、私たちは砂糖の摂り方を工夫し、自分自身で歯の健康を守っていくことが必要です。

虫歯にならない砂糖の摂り方で大切なことは2つです。

①砂糖の量を減らす。

②砂糖を取る回数を減らす。

歯や体を健康に保つための砂糖摂取量の目安は、1日27.5g以下と言われています。

これは砂糖大さじ3杯の分量です。

虫歯だけでなく、肥満や糖尿病の予防のためにも、皆さん日々の食事の中で砂糖の量に気を付けてみて下さい!!

福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック 受付 坂本

プラーク染め出しについて

福山市の医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック 歯科衛生士 川上です!

みなさんは、プラーク(歯垢)がどれぐらい歯磨きをした後に残っているか見たことはありますか?

実はきれいに磨けていると思っていても、歯ブラシで取り切れないバイオフィルムという細菌の薄い皮膜が残っているかもしれません><;

しかも、歯も白くて、プラークも白いので、磨き残しがあるのが分かりづらいんです・・・

どれぐらい残っているのか分かりやすくするために、プラーク専用の染め出し液があります!

もしかしたら小学生時代に赤く染め出された経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか?

染め出し液を使えば、プラークのみ赤く反応するので、磨き残しがよく分かるようになります。

自分では気づかなかった歯磨きの癖や、虫歯になりやすいと言われている歯と歯の間・歯の溝の面・歯ぐきの境目に残っているのが一目で分かります!

普段の磨き方の意識付けにもなるので、磨き残しがあった場所をイメージしながら、しっかり磨くことが出来るようになることが大切ですね♪

プラークの中には1グラムあたり300種類以上、約1,000億個の細菌がいるといわれています。

虫歯や歯周病予防のためにも、なるべく磨き残しを少なくして、健口なお口を手に入れましょう!

福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック 歯科衛生士 川上

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