歯磨きは回数より質
福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック
トリートメントコーディネーター 石原
虫歯菌が糖分を利用して歯垢を作るまでには、約18時間と言われています
そして、その他の菌が成熟するまでには3~4日ほどかかるともいわれています
1日に1回は、ゆっくり時間をとって、磨き残しがないように丁寧に磨くことで
虫歯や歯周病の原因となる歯垢が口の中に残らないようにすることが大事です。
歯磨きで重要なのは、「回数」よりも「質」です。
忙しい朝の時間帯や、職場でのお昼の時間では
ゆっくり磨けないことも多いと思います。
そうすると、磨き残す部分が多くなり
そこから虫歯や歯周病が進行していってしまいます
1日1回は、磨きにくい部分まで歯ブラシが当たるように
時間をかけて、丁寧に磨いてみてください。
ちなみには私は、夜をおすすめします!
疲れていてそのまま寝てしまう・・・と言うようなこともあるかもしれませんが
夜間は唾液(だえき)の分泌が少なくなり
口の中にいる菌たちが元気になってしまう時間帯です
寝る前に磨きにくい部分や全体を丁寧に磨き
磨き残しが少ない状態で就寝できるのがベストですね!
ただし、「力加減」にはお気をつけください!
強すぎる歯磨きは
「歯ぐきの退縮」や「知覚過敏」が起こることがあります(><)
鉛筆持ちをすると、あまり力が入りすぎないですよ!
まとめて洗うのではなく、1本1本を磨くような気持ちで歯磨きしてみてください!
福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック
トリートメントコーディネーター 石原
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唾液の力
福山市 医療法人幸美会なかむら歯科クリニック 歯科衛生士 小澤です☺
唾液にはすばらしい力があるのをご存知ですか??
唾液は私たちの健康にとても深く関係があるんですよ!
唾液は約99%が水分で、残りの約1%に抗菌作用や免疫・消化などに関わる重要な成分が含まれています。
通常、健康な成人は1日あたり平均1.0~1.5L(大きなペットボトル1本くらい)もの唾液を分泌しているんですよ!
唾液の主な8つの役割は、
□自浄作用:食べかすや歯垢(=細菌の塊)を洗い流す作用
□抗菌作用:口の中の細菌の増殖を抑える作用
□pH緩衝作用:飲食により酸性に傾いたお口の中のpHを中和させ虫歯を防ぐ作用
□歯の再石灰化作用:飲食により溶けかかった歯の表面を修復し虫歯を防ぐ作用
□消化作用:酵素アミラーゼがデンプンを分解し消化しやすくする作用
□潤滑作用:粘性のあるムチンが粘膜を保護し、発声をスムーズにする作用
□溶解凝集作用:食べ物の味を感じさせたり、噛み砕いたり飲み込んだりしやすい塊にする作用
□粘膜修復作用:傷ついた頬などの粘膜を修復する作用
唾液の分泌量が低下すると、お口の中が乾燥し(ドライマウス)、食べ物が飲み込みにくくなったり、喋りにくくなる、口の中がネバネバする、口臭がきつくなるなどの不快感が起こります。
唾液の分泌が少なくなることで、自浄作用が低下し、お口の中の細菌が増殖することにより虫歯や歯周病、肺炎、インフルエンザなどの細菌感染症やウイルス感染症に罹りやすくなります。
唾液の分泌量低下する原因は様々あります。
加齢によるもの・お薬の副作用・ストレス・口呼吸・糖尿病・喫煙・シェーグレン症候群などです。
お口の中の渇きは重要な病気のサインであることもあるので、口の中が渇く・ネバネバ・パサパサするなぁ、渇いたものが食べにくいなぁ、喋りにくいなぁ…などの症状がある方はぜひ一度ご相談下さいね!
福山市 医療法人幸美会
なかむら歯科クリニック
歯科衛生士 小澤真衣