仕上げ磨きは何歳まで必要??/デンタルフロス

仕上げ磨きは何歳まで必要??

福山市 医療法人幸美会なかむら歯科クリニック 歯科衛生士 小澤です☺

お子様の仕上げ磨きを何歳までしたらよいのか…というご質問をよくいただきます。

実は何歳までという明確な基準はなく、歯科医師や歯科衛生士の考え方によってもさまざまありますが、当院の院長は『年齢に“つ”がつくまで仕上げ磨きをしてあげてください』とお伝えしています。

“つ”がつくまでというと、つまり9つ(9歳)までが仕上げ磨きをしてあげる目安です。

なかには幼稚園・保育所に通っている年齢のころから仕上げ磨きはもうしていないという保護者の方もいらっしゃいますが、そのぐらいの年齢のお子様はまだどこをどのように磨いたらいいかわからないまま適当に歯を磨いています。

歯と歯の間や歯と歯ぐきの境目など歯ブラシ歯ブラシが当てにくく、歯ブラシの動かし方を工夫して磨かないと歯垢(=細菌の塊)が落とせないところまで磨くことができません。

なので、幼稚園や保育所に通っている年齢で仕上げ磨きがされていないお子様はかなり高い確率で歯と歯の間に虫歯ができていたり、歯ぐきが赤く腫れたり出血したりする歯肉炎の状態であったりします。

「歯磨きをちゃんとせんけぇよ!」とお子様に言っても、お子様自身は歯磨きをしているつもりなので、お子様はどうしようもありません…

「磨いている」と「磨けている」という状態は全く別物なんです。

虫歯も歯肉炎を起こす原因もすべて細菌感染が原因です。

歯磨きの目的は食べかすを落とすことではなく、虫歯や歯肉炎などお口の病気の原因になる細菌を取り除くことです。

やはり歯と歯の間や歯と歯ぐきの境目など歯ブラシの当てにくいところは保護者の方が仕上げ磨きをして歯ブラシが当てにくいところの細菌を除去していくことが重要です。

また、歯ブラシだけでは全体の60%ほどしか歯垢や細菌を除去できないので、歯と歯の間はフロスを使用して清掃するのがオススメですよ!

歯垢を赤く染め出す染色液を使うと、磨けているところと磨けていないところがハッキリとわかります。

最初に染色をして、自分でハミガキをして、赤い染色液が残っているところを重点的に仕上げ磨きをしてあげるといいかもしれませんね!

福山市 医療法人幸美会

なかむら歯科クリニック

歯科衛生士 小澤真衣

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デンタルフロスについて

こんにちは。

福山市 医療法人幸美会なかむら歯科クリニック 歯科衛生士 細谷麻衣 です。

みなさんは、デンタルフロスを使用したことはありますか?

デンタルフロスとは、つまり「糸ようじ」のことですね!!

歯と歯の間には、必ずと言ってよいほど汚れが付着します。

しかし、歯ブラシをするだけでは歯と歯の間に毛先を届けるのには限界があります。

そこで、狭くて歯ブラシの毛先が届かないところにはこのデンタルフロスを通していきましょう!!

しっかり歯と歯の間の歯垢を取り除くことが出来るのです。

指巻きタイプのデンタルフロスの方法を説明します。

デンタルフロスを「30cm~40cm」出して切ります。

両手の中指に巻きます。

中指に巻き、2cm間隔になるようにして親指と人差し指で持ちましょう。

このまま歯と歯の間に入れていきます。

ただ間に入れていくのではなく、糸を上下させながら歯面に沿わせて動かしてみましょう!

この時に、力を過度に加えてしまうと歯肉を傷つけてしまう恐れがありますので十分に注意をしましょう。

片方の歯にしっかり沿わせ動かし、その後もう片方の歯に沿わせ動かししっかり隣接面の歯ブラシだけで取り切ることの出来ない歯垢を除去しましょう!

自分の口腔内にはどれが適しているのか、どのように使用すればよいのかお困りな方は歯科衛生士さんにご相談してみて下さい。

福山市 医療法人幸美会なかむら歯科クリニック 歯科衛生士 細谷麻衣

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