飲酒と歯科治療・染め出し

飲酒と歯科治療

医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック 歯科助手 金谷省吾です。

皆さんの中にはお酒が好きな方もいらっしゃると思います。自分も大好きなのですが、お酒を飲むことで歯に対してどのような注意が必要なのでしょうか?

1:抜歯した日の飲酒は控える
  歯を抜いた日はお酒を控えるようにしてください。
 人間の体は傷が出来ると傷のある場所に血を集めて傷を治そうとします。
 アルコールを飲むことで、血管が拡張し傷口から再び血が滲みやすくなり
 ます。そうすると傷の治りが遅くなるので痛みが長引くことになります。

2:痛み止めなどの薬が効きにくくなる、虫歯の痛みが強くなる。
  アルコールを飲むことにより体温が上がる為、虫歯菌などの活動が活発に
 なることがあります。その為、痛みなどが強くなる場合があります。また、
 薬や体質にもよりますが、薬とアルコールの飲み合わせにより湿疹等が出
 たり、効きが悪くなることもあります。

3:酸う蝕に注意
  虫歯は虫歯菌が酸を排出することにより部分的に歯が溶かされて起こりま
 すが、炭酸飲料や酸性度の高いものを摂取することによりお口の中の歯全体
 が均一に溶かされていくこともあります。お酒自体の虫歯リスクはあまり高
 くないかもしれませんが、ハイボールなど炭酸で割ったものを長時間チビチ
 ビと飲むと酸が歯に触れている時間が長くなるため酸う蝕が起こりやすくな
 ります。また、ワインなど色素の強いお酒は着色の原因になったりもします。

4:夜の歯磨きを忘れがちになる
  ついついお酒を飲みすぎるとそのまま寝てしまいたくなります。
 そう、大事な夜の歯磨きをしないで寝てしまった経験はないでしょうか?
 夜寝ている間は唾液の分泌量も減ります。そのため、夜の間は虫歯菌の活動
 が活発になります。夜の歯磨きを忘れるとそれだけ虫歯のリスクが高くなっ
 てしまいます。

これからお花見や歓送迎会などでお酒を飲む機会も増えると思いますが、適量で楽しんでくださいね

医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック 歯科助手 金谷省吾

プラークの染め出し

医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック 歯科衛生士 細谷麻衣

皆さんは、自分がしっかり歯磨きが出来ているのかチェックをしたことはありますか?

この「染め出し液」を使用すればどこに磨き残しがあるのか家でも確認をすることが出来るのです。

歯磨き前の口腔内の写真です。一見きれいに磨けているようにも見えますよね。

しかし、実はたくさんのプラーク(歯垢)が表面に付着しているのです。

実際に染め出し液を使用し、赤く染めてみました!!

赤く染まっている部分はプラーク(歯垢)が付着している箇所になります。

ここをしっかり目で見て確認をしたうえで、時間をかけゆっくりと歯磨きを行いましょう!!

鏡を見ながら赤く染まっている部分を重点的に磨きます。

どこが磨けていないのか一目瞭然ですよね。

そしてしっかり磨くとこのように表面が白くツルツルになります!

この染め出し液はご自宅でもかんたんに使用できますので、ぜひ歯磨きがしっかり行えているのか、お子様の歯磨きチェックに使用してみてはいかがでしょうか?

当院でも染め出しを行い、患者様1人1人の口腔内に適した歯ブラシの処方も行っております。

その歯ブラシを使用し、歯磨き指導も行っておりますので、ご興味ある方はぜひお声掛けくださいね。

医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック 歯科衛生士 細谷麻衣

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