お口ぽかん
福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック 歯科衛生士 小澤です☺
【お口ぽかん】ってご存知ですか??
【お口ぽかん】というのは、いつもお口がぽかーんと開いた状態のことをいいます。
お口がぽかーんと開いた状態というのは【虫歯】【歯列不正】【口臭】【ウイルス感染】【顔のゆがみ】など様々なトラブルの原因になるんですよ!
【虫歯】はいつも口を開けた状態だと汚れを落としたり細菌を殺菌する効果のある唾液の分泌量が減ることで発症しやすくなります。
【口臭】は唾液の分泌量が減少することでお口の中が乾燥し、口臭の原因となる細菌が増殖することで口臭が強くなります。
【ウイルス感染】はお口がぽかーんと開いた状態だと、口呼吸になってしまいます。
鼻呼吸をしていれば、鼻がフィルターの役割をしてウイルスなどの侵入を防いでくれますが、口呼吸になっているとウイルスなどが体内に侵入しやすくなり、ウイルスによる感染症を引き起こしやすくなります。
【顔のゆがみ・歯列不正】は噛み合わせが悪くなることで、顎の骨や顔面の成長に悪影響を及ぼすことで顔面の印象に大きく影響が出ます。
お口ぽかんの原因は舌の筋力が弱く、舌が正しい位置に収まらないことが1つあります。
舌は本来リラックスしている状態では舌全体が上あごにぴったりついていて、舌の先が上の前歯の根元に触れるかどうかの位置にあるのが正しいです。
舌の筋力が弱いと正しい位置に舌が収まらず、唇を閉じる力も弱くなるためお口ぽかんの状態になりやすくなります。
なので、日頃から口の周りの筋力を鍛えることが大切です。
おすすめなのは巻き笛を吹くとお口の周りの筋力を鍛えるトレーニングです!
巻き笛は吹くのに意外と力がいるので、まずは短めの巻き笛から始めて見て、楽に吹けるようになったら、少し長いものに変えていくといいですよ!
また、普段の食生活が影響していることもあります。
現代の食生活は柔らかくてあまり噛まなくても飲み込めることがほとんどです。
野菜やお肉などの食材を少し大きめに調理することで、しっかり噛む回数が増え、筋力UPにもつながりますよ!
乳児期では離乳食を唇や前歯でかじったりとったりできるように与えるのも大切ですよ!
そのほかにも、【あいうべ体操】など様々なトレーニングがあるので、興味のある方はぜひ声をかけてくださいね♪
福山市 医療法人幸美会
なかむら歯科クリニック
歯科衛生士 小澤真衣
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歯周病とは?
福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック 歯科衛生士 細谷麻衣 です。
みなさん、一度は「歯槽膿漏」ということばを耳にしたことはありますか?
「歯槽膿漏」というのが、「歯周病」のことなのです。
「歯周病」とは、歯の周りに炎症が起き、「歯ぐきや顎の骨が溶けてしまう病気」なのです。
およそ成人の85%の方が罹患していると言われています。
こんなに多くの方が罹患しているなんて驚きますよね!!
歯周病は知らないうちに進行していきます。
なので自分が歯周病に罹患していると気付いていない方もいらっしゃるという事なんですね!!
歯周病は進行していくと、歯茎は痩せて、歯と歯の間に大きなすきまができるようになります。
歯磨きをして出血も見られます。
そして、さらに進行していくと顎の骨が痩せ衰え、歯がグラグラと揺れてきます。
最後は多くの歯が自然に抜け落ちてしまうのです・・・
↑このように歯周病が進行すると歯ぐきに変化が見られます。
↑そして歯を支えている顎の骨も見えないところでどんどん溶けてなくなっているのです。
では、なぜ歯周病は進行するのでしょうか?
歯周病の原因はプラーク(歯垢)です。
プラークは一見食べかすカスのように見えますが、細菌の塊なのです。
たったの1mgの中に1億個以上の細菌がいると言われています。
この歯垢(プラーク)が付着し、唾液中のカルシウムが沈着し、石灰化されたものを「歯石」と呼びます。
歯垢(プラーク)や歯石をしっかり除去しないと歯周病は進行していきます。
なので、歯周病に罹患しないよう、歯科医院での歯周治療やご自宅での歯磨きが大切になってくるのですね!!
両方からしっかりアプローチをしてお口中を健康に維持しましょう!!
福山市 医療法人幸美会なかむら歯科クリニック 歯科衛生士 細谷麻衣