歯周病の進行
福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック 歯科衛生士 細谷 です。
今日は、「歯周病について」お話をします。
みなさん、「歯周病」という言葉を耳にしたことはありますか?
「歯周病」とは「歯槽膿漏」ともいいます。
歯周病を軽視している方もいるかもしれませんが、とても恐ろしい「病気」なんです!!
歯の周りを支えている骨、顎の骨までを溶かしてしまう病気なのです・・・
ただ歯ぐきが腫れて、出血があるという話ではないのです。
この歯周病の原因となるものは、「プラーク(歯垢)」になります。
プラークはたったの1mgの中に1億個以上の細菌がいると言われています。
虫歯菌や歯周病菌を促す細菌の塊なのです。
その「プラーク(歯垢)」が石灰化したものを「歯石」と呼びます。
「歯石」になってしまうと、石みたいに硬いため、歯ブラシでは除去が不可能になってしまうのです。
そのまま、「プラーク(歯垢)」・「歯石」をほうちしていると「歯周病」になるのです。
上の図の通り、右が健康
左から順にだんだんと歯周病が進行していることを表しています。
歯ぐきの変化だけでなく、骨がだんだんと溶けているのが分かりますか?
歯周病はこのまま放置をし続けると、歯ぐきから出血や腫れ、膿が出たり、痛みが出ます。
そして、歯を支えていた骨が溶けるため、歯が揺れてくるのです。
最後に歯が自然に抜け落ちてしまうのです。
みなさん、「歯周病」は「病気」の1つです。これを治すために、歯科医院にて歯石をとったり、健康な歯ぐきを取り戻すために、「歯周治療」を行いましょう!!
福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック 歯科衛生士 細谷
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TCHってなに?
みなさんは1日で上と下の歯が接触している時間はどのくらいか知っていますか??
食事をしたり、会話をしたり、つばを飲み込むときなど合わせても
1日20分程度しかありません。
しかしその動作以外に、物事に集中している時や、力仕事をしている時など
無意識に上下の歯が接触していることがあります。
その動作を長時間続けてしまうことを【TCH】といいます。
ほんの少しの接触であっても、歯や歯茎・顎の関節や周りの筋肉など
余計な力が加わっているので、
顎関節症の発症や虫歯・歯周病の悪化を進行させます。
TCHが原因でトラブルが起こった場合は、
TCHを減らすよう意識しなければなりません!!
日中起きているときはまず気付くとこから始めましょう。
家の色々なところに“歯をはなしてリラックスする!”
などメモを貼り、
目についた時は、上下の歯が当たっていないか確認してみてください
当たっていれば、口全体がリラックスするイメージで
息を吐き、歯と舌の力を抜くようにします。
これを繰り返しているうちに、
自然と自分で気づけるようになっていきます。
夜寝ているときは、無意識におこなっていることなので
一番はマウスピースの使用がおすすめです。
しかし寝ている時のTCHはなかなか自分で
気付くことできません。
・頭痛や肩こりがある
・エラが張っている
・あごの関節が痛い
・奥歯や前歯がすり減っている
このような症状がある方は、
寝ている間に歯が接触している可能性が高いです。
ぜひ、ご自身でチェックしてみてくださいね★
福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック
トリートメントコーディネーター 岩田 歩乃歌