歯周病と噛む事の大切さ

歯周病とは

大人が歯を失う原因の1つに歯周病があげられます

歯周病という言葉はよく耳にすると思いますが、

歯周病とは、どんな病気かご存知ですか?

炎症が表面の歯肉だけに限られている場合は歯肉炎

歯槽骨という歯を支えてくれている骨にまで広がると歯周炎

これらの総称が歯周病です

歯周炎が進行すると血や膿が出る、口臭が気になる、歯がグラグラする

などの症状が出ます

このような症状が出ているにも関わらず放っておくと

やがて歯は抜けてしまいます

自分は大丈夫!と思っていませんか?

歯周病の初期段階では、痛みなどの自覚症状はなく、

気づいたときには、進行している場合がほとんどです

実は歯周病の怖さは、歯を失うことだけではありません。

最近の研究で、歯周病が様々な病気の原因になる

ということが分かってきています

気管や血管を通して肺や心臓に入り込んだ歯周病原菌が

糖尿病、脳血管障害、心臓病、動脈硬化、肺炎などを

引き起こすと言われています

また、女性の場合は早産や低体重児出産のリスクが

高まると言われています

歯周病の予防は毎日の歯磨き!

そして、定期的に歯石を取ることです

毎日の歯磨きと定期検診で歯周病を予防しましょう!

福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック

歯科衛生士 延平珠奈

噛むことの大切さ

皆さん、お食事はよく噛んで食べていますか?

皆さんも子供の頃、親や先生に「ご飯はよく噛んで食べなさい。」と

言われた事があるかと思います。

昔に比べ、今はあまり噛まなくていい軟らかい食事が増え、噛む回数も減っています。

弥生時代は、雑穀米や木の実、猪の肉など硬い食事が多く、噛む回数、時間も

今の6倍多かったようです。

よく噛むことは、なぜ良いのでしょう? 弥生時代の卑弥呼にちなみ、

こんな標語があるのはご存知ですか?

<卑弥呼の歯がいーぜ>

・「ひ」 肥満予防 

よく噛む事で脳の満腹中枢が働き、早食い、過食による肥満防止になります。

・「み」 味覚発達

食べ物本来の味が分かります。

(例えば、ご飯は噛んでいると唾液で消化が進み、甘さを感じます。)

・「こ」 言葉の発音がしっかり

顎が発達し、噛み合わせが良くなり、口の周りの筋肉、舌を使う為、

きれいな発音ができます。そして表情も豊か!

・「の」 脳の発達

脳細胞の働きを活発にし、子供の知育を助け、高齢者は認知症予防になります。

・「は」歯の病気予防

唾液の分泌量が増え、自浄作用で虫歯や歯周病予防。 初期虫歯を修復します。

・「が」 ガン予防

唾液中の酵素(ペルオキシターゼ)が過剰な活性酵素を除去し、ガン予防になります。

・「いー」 胃腸快調

消化酵素が多く出て、消化を助けます。

・「ぜ」 全力投球

歯を食いしばる事で、力が出ます。

噛み合わせの面積が大きい程、運動能力が高まります。

噛む事は、全身の健康にもつながります♪

健康な体を作る為にも、しっかり噛める歯を大切にしましょう☆

医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック

歯科衛生士 山岡 芽生

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