唾液は大切!
普段お口の中が渇いているような気がすることはありませんか??
それ、唾液の分泌量が少なくなっているかもしれませんよ!
唾液は1日あたり約1.5リットルほど分泌されます。
唾液はお口の中を潤したり、細菌感染やウイルス感染からの防御や消化を助ける役割など様々な機能があります。
唾液の分泌量は就寝時に減少するほか、緊張状態やストレスを感じているときにも自律神経の働きで減少します。
また年齢とともに分泌量が低下したり、降圧剤やうつ病などの薬の服用による副作用でも唾液の分泌量が低下し、お口の中が乾燥した状態になります。
唾液の分泌量が低下し、お口の中が乾燥すると、風邪やインフルエンザ、その他の細菌感染症やウイルス感染症にかかりやすくなったり、しゃべりにくい、食べ物が飲み込みにくく食事がしづらいという状態になってしまうんです・・・
お口の中が渇いた感じがするなと感じたり、唾液の量が少なくなったかな・・・?と感じることがあれば、唾液腺のマッサージをしたり保湿剤を使ってお口の中を潤すことが大切ですよ!
唾液は主に【耳下腺】【顎下腺】【舌下腺】という唾液腺から分泌されます。
耳下腺のマッサージは耳の前を手で軽く押さえて、くるくると円を描くように回します。
顎下腺のマッサージは親指を使って、顎の骨のくぼみのところをぐーーっと押します。
舌下腺のマッサージは顎先の骨のくぼみのところを親指を使ってぐーーっと押します。
唾液腺のマッサージは速効性があるものではないですが、毎日続けてマッサージをしていると気が付けば以前よりもお口の中が潤いがでたかな~と感じられるかと思います。
テレビを見ているときや、お風呂に入っているときなどにぜひ唾液腺のマッサージをしてみてくださいね!
保湿剤はジェルタイプのものやスプレータイプのものなど種類がありますが、当院では【オーラルピース】をオススメしています。
天然由来の成分で作られており、保湿をする効果だけでなく、お口の中の細菌を殺菌する効果もあるんですよ!
お口の中が乾燥している場合は、アルコール含有の洗口剤などを使用するとさらにお口の中の乾燥を招くということもあるので、何を使うのがよいかはぜひ担当の歯科衛生士に聞いてみてくださいね!
福山市 医療法人幸美会
なかむら歯科クリニック
歯科衛生士 小澤真衣
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酸う蝕ってご存知ですか?
暑い日が続くので、炭酸飲料がおいしいですね。
自分も大好きなのですが、みなさん「酸う蝕」って聞いたことありますか?
虫歯と同じように歯の表面のエナメル質が溶けていくことなのですが、虫歯(う蝕)はプラーク(歯垢)に棲む虫歯菌が出した酸により“限局的(1部分)が溶けていくのに対して、酸う蝕は炭酸飲料やゲップ時の胃酸などの酸に触れることにより、”表面全体(広範囲)”が溶けていく症状をいいます。
見た目てきには、表面のエナメル質が溶けてその下の象牙質が見えてきたり、クレーター状の凹みができたりします。 エナメル質が薄くなったり、表面に象牙質が現れることにより冷たいものがしみるなどの知覚過敏が起きやすくなります。
治療法としては、虫歯菌による虫歯と同じで、範囲が小さければCR(レジン治療)から、範囲が大きければかぶせ物になったりします。
炭酸の飲み物やスポーツドリンクなどを、ダラダラと飲むと、酸が歯に触れる時間が長くなるため、起こりやすくなります。 ですので、量よりは飲む回数を減らす、飲んだ後はうがいをして表面を洗い流すなどして、予防していきましょう。
医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック 歯科助手兼事務 金谷省吾