歯周病が進行しているってどんな状態?

歯周病が進行しているってどんな状態?

歯科医院でレントゲン写真を撮影した時や歯周病の検査をしたとき、歯が痛くなり歯科医院に足を運んだときなどに『歯周病が進行している状態』と言われたことがある人もいるかと思います。

まだ歯周病が進行しているといわれていない人でも、すでに歯周病が進行してきていると言われ歯周治療を継続して受けられている方も、歯周病が進行している状態とはお口の中でどんなことが起きているのかぜひ知っていただきたいと思います。

歯周病はよく『歯がぐらぐらする』『歯ぐきが熟れたトマトのようになる』『歯ぐきが下がる』などといった症状だと思っている方も多いかと思います。

正しくは、歯周病の原因となる細菌感染により、歯を支える骨(歯槽骨)が破壊される病気です。

歯周病は歯ぐきの病気と思われていますが、骨が破壊される病気なんです!

歯を支える骨が破壊されてなくなると歯を支えることができなくなるので、歯がぐらぐらしてくるという症状につながってきます。

よく言われる『歯がぐらぐらする』『歯ぐきが熟れたトマトのようになる』『歯ぐきが下がる』という症状は骨が破壊された結果起こる症状なんです

歯周病の原因となる細菌を排除しようと体の免疫機能が働くことにより炎症反応が起きることで歯ぐきから出血したり、歯ぐきが赤く腫れたりするんです。

健康な状態を見てみましょう!

歯の周りにしっかりと歯を支えるための骨がありますね!

歯周病の進行などにより破壊された骨は歯周治療をしたとしても元通りには戻りません。

骨が破壊されていく前に歯周病の原因となる細菌をしっかりと除去し、予防していくことが大切です。

また、歯周病が進行してきていたとしても、歯周治療を継続して行ない、原因となる細菌を除去し、悪い細菌の少ない状態を維持・コントロールすることで、今以上に骨が破壊していかないようにコントロールすることができます。

日々の歯磨き(ホームケア)と歯科衛生士による歯周治療(プロケア)の二人三脚でお口の健口を維持・コントロールしてきましょう!

福山市 医療法人幸美会

なかむら歯科クリニック

歯科衛生士 小澤真衣

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酸蝕症ってどんな病気?

福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック 歯科衛生士 細谷麻衣

みなさん『酸蝕症』という言葉を耳にしたことはありますか?

むし歯とは違い、酸に触れた歯面全体が広範囲に溶けてしまうことです。

まず、歯の表面を覆っているエナメル質が溶けてしまいます。

そして進行し、中の象牙質がむき出しになってしまいます。広範囲にじわじわと進行が見られます。

見た目は、平坦でつるんとした表面であったり、むき出しになってしまった象牙質が見られ、クレーター状のへこみも見られます。

さて、この「酸蝕症」はどんなことが原因で起こっているのでしょうか?

酸性の強い飲食物を過剰に摂取している食習慣も大きく関わってきます。

柑橘系・酢・酸性の強い飲食物

運動中や熱中症対策として、スポーツドリンクやビタミン飲料も要注意しなければなりません。どうしても飲む場合は、一緒にお茶やお水を飲むと良いでしょう。

また、炭酸飲料・お酒も酸性や強く、ダラダラ飲みには要注意です!!

飲食はだらだら食べたり、飲んだをしていると、お口の中は酸性状態が続いていることになります。

しかし、唾液の働きによって酸性になったお口から、通常時のアルカリ性に戻ります。

なので、間食やだらだら食べが多い方は、唾液の力でもなかなか酸性からアルカリ性に戻れないということですね。

歯が酸に長く触れていると、酸蝕症やもちろん虫歯のリスクも高まりますのでみなさんこれからも要注意していきましょう!!

福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック 歯科衛生士 細谷麻衣

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