お薬と歯科治療・妊産婦とお口の関係

お薬と歯科治療

前回、血液をサラサラにするお薬と歯科治療についてお話させていただきました。
今回は、もう一つの別のお薬と歯科治療についてお話してみようと思います。

皆さんも知っている骨粗鬆症。 骨の密度が薄くなり、転倒した時などに骨折しやすくなる症状ですね。
これの治療薬として使われるお薬の中には、歯科治療と関係しているお薬があるんです。 ベネットやフォサマック、ダイドロネルといったお薬に代表されるBP(ビスフォスフォネート)系薬剤なんですが、抜歯などの外科手術を行った場合、まれにですが顎の骨が壊死する副作用が出ることがあります。

治療の前にこちらからお伺いさせては頂きますが、これらのお薬を飲んでいる方、または骨粗鬆症の治療をされている方は、治療の前にお伝えいただけると助かります。
またお薬がよくわからない方は、お薬手帳をお持ちくださいね。

これらのお薬を服用されているから、抜歯などができないわけではありません。 服用されている場合は、かかりつけの先生の指示により、お薬を少しの間お休みすることで歯科治療ができる場合もあります。かかりつけの先生に確認のお手紙を出させていただきますので、そのお返事によって対応させていただきます。  
歯科治療を受けるために、自己判断でお薬を飲むのを止めたりしないようにしてくださいね。

安全に歯も体も治していけるよう一緒に頑張りましょうね!

医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック 歯科助手兼事務 金谷省吾

福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック 歯科衛生士 細谷麻衣

みなさん、「妊産婦・授乳中」は口腔内にも変化があることは知っていますか?

妊娠中はホルモンバランスが変化し、歯ぐきに炎症が起きやすくなっています。

また、「つわり」がひどい方はうまく歯磨きすることも難しい状況です。

そして、間食の回数が増えてしまったり、嗜好品に偏りが出てしまうこともあります。

歯周病が悪化してしまうと、「早産・低体重児出産のリスクが高まる」ので注意しましょう!!

歯科での妊娠中の治療についてですが、「小さな虫歯や歯石除去は可能」です。

安定期の「5~7か月」の治療をおすすめします。

麻酔も通常の使用量では、妊婦さん・赤ちゃんには問題ないと言われています。

もし心配であれば気軽にお声掛け下さい。

妊娠の可能性がある方、妊娠中の方、授乳中の方は、歯科治療や、検査、投薬などへの配慮が重要になってきますので。受診時には必ずスタッフにお声掛け下さい。

妊娠中は歯周炎になりやすいので、特にお口の中は清潔に保ちましょう!!

福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック 歯科衛生士 細谷麻衣

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA