食事コントロール

医療法人幸美会なかむら歯科クリニック 歯科助手兼事務 金谷省吾です。

歯周病という言葉は、皆さん歯科医院に通われていれば耳にすることはあると思います。
では、渡欧尿病という言葉を歯科の先生からお聞きになったことはあるでしょうか?

糖尿病は血糖値の病気だから、歯医者さんとは関係ないじゃんと思われるかもしれません。
しかし、糖尿病と歯周病はお互いにお互いを悪化させる可能性が高いんです。

 

糖尿病で血糖値が高いと、体の免疫力が低下します。歯周病は細菌による病気ですので、免疫力が下がると細菌が活動しやすくなり、炎症が起きやすくなったり、腫れたりしやすくなり、病状が進行してしまいます。
また、血糖値が高いとお口の中の唾液が減って乾燥しやすくなるため、虫歯にもなり易くなります。

 

 

 

 

 

 

治療時に関しても、発作(低血糖発作や高血糖発作)を起こすことがあったり、抜歯などの外科処置をしたあとも感染を起こしやすくなったりします。

ですので、糖尿病の治療をされている患者様は、問診票にそのことを記載して頂いたり、先生に教えてくださいね。飲んでいるお薬の確認のために「お薬手帳」をご持参いただけるととても助かります。
また、治療後に感染予防の目的で、お薬(抗生剤)をお出しすることもあるかと思います。その時は用法を守って、飲み切るようにお願いします。

歯周病と糖尿病はお互いに影響しあいます。
お口の治療やクリーニングをしっかりして頂いて、糖尿病の治療・予防に良い影響が出るといいですね!

福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック 歯科衛生士 細谷 です。

皆さんは1日何回食事・間食をしますか?

お口の中は最初は「アルカリ性(正常値)」の位置にいるにも関わらず、食事をすると急激に「酸性」になります。

そして時間が経過するとともに、「弱アルカリ性」への戻っていくのです。

つまり食事をするとお口の中が酸性に傾き、ph5.4以下になってしまうと、歯が溶け始めると言われています。

食事後は酸で歯が溶けているということですね!!

しかし、唾液にはお口の中を酸性からアルカリ性に戻してくれる作用があります。

この働きを「緩衝能」と言います。

緩衝能の働きにより、唾液の分泌が多い方は虫歯になりにくいと言われています。

そして、溶け始めた歯の表面を再石灰化する働きもあります。唾液はとても素敵な役割を果たしているのですね。

朝・昼・夜と規則正しい食生活を送り、それ以外に間食についても回数が多いと、お口の中が酸性になっている時間が長くなるので注意しましょう!!

間食は、だらだらするのではなく、短時間で1度に済ませるようにしましょう。

皆さんも食事・間食には十分気を付けましょう。

福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック 歯科衛生士 細谷

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