こんにちは
なかむら歯科クリニック 歯科衛生士 小澤です
今日はアメリカのオバマ大統領が現職の大統領として初めて広島に来るということで、
連日のニュースでも話題になっていますね!
なかむら歯科でも、時事ネタに詳しい定光サンが『オバマさんに会いに行きたい』と
言っておりました
さてさて。
今日は唾液の働きについて少し…
実は唾液の分泌の量が減るとお口の中では様々な変化が起こります。
≪唾液の働き≫
◇熱い物を食べたときなどに、お口の中の粘膜を守る
◇舌や口の動きをよくする(唾液が潤滑剤の働きをしている)
◇虫歯菌に溶かされた歯を元に戻す
唾液の中にはリン酸やカルシウムなど歯には欠かせない多くのミネラル成分が含まれています。
歯は食事のたびに溶かされミネラル成分が流れ出ますが、唾液によってミネラル成分が歯に戻さ
れる再石灰化が促されます。
◇虫歯菌が出す酸を中和する
食後、口の中は虫歯菌が出した酸によって酸性となります。
口の中が酸性の状態が続くと歯が溶けつづけてしまいます。
唾液の働きによって口の中を酸性から中性に戻し、歯が溶けることを食い止めてくれます。
唾液が中性に戻す働きが強いほど虫歯になりにくくなります。
◇食べ物を消化する
唾液に含まれる酵素により食べ物を消化する働きがあります。
よく噛み、食べ物に唾液を多く絡ませることによって、栄養素の吸収を良くする働きがあります。
◇味を感じる
舌には味蕾(みらい)という味を感じる細胞があります。
よく噛んで唾液を絡ませると、食べ物の本来の味を感じ、舌の味蕾細胞に多くの味の成分が浸透し
食べ物本来の味を感じることができます。
舌の上に汚れが付いたままだと味蕾の働きを弱め味を感じにくくなるので、
舌の汚れも舌ブラシなどで軽く磨いて落とすことも大切です。
◇体の水分が不足していることを教えてくれる
体の水分が少なくなると唾液の量が減り、口が渇いたり喉が渇いたりして体に水分補給が必要なことを
教えてくれます。これは体の水分を正常に保つ重要な働きなのですよ。
≪唾液が減ることで起こるお口の中のトラブル≫
◇虫歯が増える
歯は唾液によって溶けた歯を再生したり、虫歯菌の出す酸を中和したりして、虫歯にならないように守られています。
唾液が減ると唾液のバリアーが無くなるため虫歯になりやすくなります。
◇歯周病が進行しやすくなる
歯周病菌はもともと口の中に住んでいる細菌です。唾液によって細菌の数や割合がコントロールされています。
唾液が減り、唾液の抗菌作用がなくなると毒性の強い歯周病菌がより多く繁殖しやすくなります。
◇カビが生える
口の中は適度な温度と湿度でカビが生えやすい環境です。唾液の抗菌作用や洗い流す作用によって清潔に保たれています。
唾液が減ると口の中にもともと存在するカンジダ菌というカビ菌の一種が繁殖し、歯茎の痛みやピリピリ感が出やすくなります。
◇入れ歯唾液が減ると入れ歯の調子が悪くなります。
入れ歯は粘膜の上に乗っています。唾液が減ると粘膜が乾き、入れ歯が歯茎と擦れ、痛みが出ます。
また、入れ歯は唾液によって粘膜とくっつくように出来ているので、唾液が減ることによって入れ歯が落ちやすくなります。
◇口臭が強くなる
口の中は細菌が多い場所です。唾液の殺菌作用などによって細菌の量や割合がコントロールされています。
唾液が減ることで細菌の数や割合が崩れ、口臭が強くなります。
唾液は重要な役割を担っているのですよ!
唾液の量が減ってきたと感じた方は唾液腺マッサージや保湿ジェルなどがおススメです
何それ!気になる~という方はスタッフまで声をかけて下さいね
~おまけ・本日のオフショット~
福山市 医療法人 幸美会
なかむら歯科クリニック
歯科衛生士 小澤真衣
唾液の効果は無限大ですね!
おまけショットいい(*^_^*)
角度も真似てて