相手を怒る前に、理解する。 Part.2

みなさん、こんにちは☆

広島県福山市 なかむら歯科クリニック

非常勤歯科医師・口腔外科認定医の山本一博です。


前回、ルワンダにて「子供達にワクチンを!」という

ポスターを提示したところ、『思ったほど効果が出なかった』

というお話をさせて頂きました。


その理由はなぜだったのでしょうか?


今回はその理由から、お話の続きと参りましょう。




その理由は…

 ≪ルワンダの主婦の多くが、文字を読むことができなかったから≫


当時のルワンダの女性の7割は、文字が読めませんでした。


いくらお金をかけて、目に留まるポスターを作ろうが、

読めなければ、ユニセフからのメッセージも伝わりません。


ユニセフは、この失敗を教訓にし、

その後、ルワンダにワクチンを広めていきました。


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 『 非難は愚者でもできる、理解は賢者にしかできない 』

 

             by デール・カーネギー(作家)

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文字が読めてあたり前というのは、ユニセフ側の常識。


いくら偉い人が立派な文章を書いても、立派なポスターを

作っても、受け手側に伝わらなければ、何の意味もありません。


話すときも同じ。専門用語や業界用語ばかり使っていては、

相手には伝わりません。

相手の事を理解し、考え、相手がわかる言葉で話さなければ、

相手に伝えたいことが伝わりません。


さて、、、

“理解力の低い部下”をお持ちの方。

「理解ができてあたり前」

というのはこちら側の常識。


いくら同じことを何度言っても、受け手側に伝わらなければ、

なんにもなりません。


「何でこんなこともわからないんだ!」

「何回言っても同じことを繰り返して!」

と相手を怒る(非難する)前に、

相手のことを≪理解≫するようにしてみるのはいかがでしょう。


≪理解≫をし、考え、

 ・同意語や同義語を探して伝え方を変える

 

 ・図や表を使って説明してみる

 

 ・語尾をやさしくするなど話し方を変える

 

 ・理解しているのか本人に言わせてみる

 

などなど、あなたができる工夫はきっとあるはず。


相手を理解することができれば、

指示も変わり、相手との仕事のやり方も変わり、

相手の言動も変えることができる…かもです。


『非難は愚者でもできる、理解は賢者にしかできない』

ぜひ賢者を目指しましょう!


広島県福山市

なかむら歯科クリニック

山本 一博 拝

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