昨日の 【陽転思考】 の考え方の続きについて、お話します。
【陽転思考】 つまり、“プラス思考(発想)” は先日、話した通りです。
人間、嫌な事・マイナス要素の事があれば、誰もが現実から逃げたくなります。また、逃げなくても、現実逃避・ストレス解消の為に、趣味に没頭したり、好きな事をしたり、歌ったり、飲んだり、買い物をして、自分をコントロールしようとします。これは決して悪い事ではありません。自分の精神を守る為には大切な事です。
ただ、これだけでは進歩・発展はありません。
そこから、何を学び、何を活かすかが、重要である。という事を先日お伝えしました。
世の中、結果が出せる人、出せない人、二通りの人がおられます。
例えば同じ商品を売っても、売れる営業マン、売れない営業マン、がいるとします。
商品が同じで、市場が同じであれば、結果が出せない人は全て自己責任です。
これは当たり前の事ですよね。
でも世の中、当たり前の事が当たり前にとらえる事が出来ない人が多いと思います。
売れない営業マンは売れる営業マンに対して、
「地元で知人が多いから、売れるのだ」
「知り合いが沢山いるからだ」
などと、言う意見の人が多いと思います。
そこで、自分は地元ではないし、知人も少ないし、仕方がない・・・。
と、下向きになる人も多いと思います。
つまり、結果が出せない人は、自分を正当化しようとする習性があります。そして、結果が出せない事実・理由を、自分の頭の中で検索し、列挙しようとします。しかも列挙した事実の大半が、他人のせい、環境のせい、過去のせい、の物ばかりです。すなわち、自分では変える事の出来ない事ばかりを、並べたがります。
一方、結果が出せる人は、自分のせい、を列挙し、変える事の出来る内容に焦点がいきます。
変えることの出来ること、それは 【自分と未来】
変えることの出来ないこと、それは 【他人、環境、過去】
どこに焦点がいくかが、人生を大きく左右する、と言っても過言ではない、と思います。
では、どうすればいいか?
まず、売れない営業マンは、売れる営業マンを見に行く事だと、思います。
自分にはない、何かがきっとあるはずです。
次に、自己分析をし、自分を変える、成長させる必要があります。
成長するためには、必ず障壁やマイナスな要素の出来事が生じます。
【チャンスはピンチの顔して歩み寄ってきます】
このチャンスをものにするか、しないか、が大きな差となります。
売れる営業マンというのは、商品を売っているのではなく、価値を売っています。
そして、その価値観に共感した人は、感情で物を買います。
感情で物を買うお客様は、営業マンが聞き上手でないと、心は開いてくれません。
心を開いてもらえれば、営業マンである人を好きになります。
好きになれないと、物は売れません。誰も嫌いな人から物を買おうとは思いません。
売れる営業マンは、聞き上手で、好かれます。
お客様のお話をよく聞いて、その上で価値観を伝える。
伝えた後には、お客様には断る権利がある、という事を必ず伝える。
これが、売れる営業マンと、言えます。
売れる営業マン、頭では分かっていても、なかなかなれません。
それはなぜか?
好かれる人間に、なることが必要であり、同時にこれが難しいからです。
では、好かれる人間になるには、どうすべきか?
ここで、またまた 【陽転思考】 の登場です。
多くの日本人の性格上、他人を見るとき、マイナスの面の方が目につく事があります。プラスの面よりも多く・・・。
それを改善して、プラスの窓から、その人を見るようにします。プラスの窓から、人を見ると、人を好きになります。
嫌な面が見えづらくなるので・・・。
すると、人は自分を好きな人を、好きになってくれます。
逆を言うと、人は自分を嫌っている人のことは、好きにはなれません。
プラス思考の人は、プラスの事を言います。
プラスの発言をする人のそばにいると、疲れないです。元気が湧いてきます。
プラスに反応する人は見る目が変わります。
プラスに反応する人は発言が変わります。
プラスに反応する人は明るい言葉を発します。
プラスに反応する人は人の背中を押します。
プラスに反応する人は売上が上がります。
これが売れる営業マン
自分の上司が、出張先から帰ってきたとします。
出張先は晴れ。
帰宅時は雨だっとします。
売れない営業マンは、「帰宅時に雨なんて、ついていないですねぇ~」
売れる営業マンは、「出張先は晴れてて良かったですねぇ~」
上司に対して声をかける、売れない営業マンと売れる営業マン。
【事実は一つ】
【考え方は二つ】
自分の人生、どちらの営業マンになりでしょうか?
なかむら歯科クリニック
院長 中村 幸生