義歯(入れ歯)の清掃はできていますか?/口腔機能低下症とオーラルフレイルって何?

福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック

歯科衛生士 小林理香

実際にどこを磨けばいいのか、どんな道具がいいのかご存知でしょうか

その1

義歯(入れ歯)専用のブラシを使うことをお勧めします。

当院で販売している義歯(入れ歯)専用ブラシなら、細かいバネを磨くなら細い部分。

広いピンクのところを磨くなら広い部分をといって

用途に合わせて使いわけができます。

隅々まで磨きましょうね!!

その2

専用の洗浄液や、就寝前に抗菌できる錠剤(ポリデントなど)も一緒に使うと

より清潔な状態に保てます

その3

磨かないとどうなるかというと、歯茎が赤くただれてきます。

あまりに不衛生になるとカビの菌が繁殖します。

歯茎や義歯(入れ歯)にもついてしまいます。

そうなる前に、食事をしたあとは必ず清掃をしましょう

その4

就寝前は、義歯(入れ歯)を外しましょう。

歯茎を休ませること。

義歯を洗浄しておくこと。

誤飲防止のため。

その5

ケースに水をいれて保管しましょう!!

その6

義歯(入れ歯)は人工的なもの、なのでなかなか慣れなったり

しゃべりにくい、噛みにくい、当たって痛いなどがあります。

慣れていくことも必要ですが、痛い所など不調な場合は

必ず調節が必要です、我慢しないようにしましょう。

何かお困りのことがあれば一緒に解決していきましょう。

福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック

歯科衛生士 小林理香

こんにちは。福山市 引野町 なかむら歯科クリニック トリートメントコーディネーター 土居です。

みなさんは口腔機能低下症をご存知ですか?

歳をとるとお口の状態に問題が生じやすくなります。

それにより、例えば食べたいものが食べられなくなり、食事の栄養バランスが偏り低栄養につながったりとお口の健康だけではなく身体全体の健康にまで影響を及ぼします。

豊かな食事と健やかで充実した生活を送るためにも口腔機能低下症を予防したり改善したりすることがとても大切です。

その為に、お家でもできる予防や改善方法をご紹介したいと思います!

①口腔衛生状態の改善

お口の中の衛生状態を改善することで、誤嚥性肺炎などの予防にも繋がります。

1日2回以上歯ブラシをし、しっかりうがいを行ない、フロスや舌ブラシのぜひ活用みてしてください。

ぶくぶくうがいをしっかり行い義歯などの汚れも落としましょう。

②口腔乾燥の改善

お口をよく動かすようにし水分補給やうがいを適切に行いましょう。

唾液腺マッサージ、薬局にも売っているお口の保湿剤などを行いお口の中に潤いを持たせることで口臭や、虫歯などの予防にも繋がります。

③咬合力の維持改善

噛み合わせを治したり、歯ごたえのあるもの(干し芋、スルメイカ、ドライフルーツ)などの歯ごたえのある物を食べて噛む筋力を衰えさせないようトレーニングをしてあげることで自分の食べたいものを食べ続けることが出来ます。

④舌や唇を動かす

家族や友達とおしゃべりする機会を増やしたり早口言葉や滑舌の練習をすることで筋力を維持することができ、食べ物をしっかり飲み込む事ができます。

また、唇や頬の力を吹き戻し笛などで鍛えることもおすすめです。

⑤舌の位置の改善

今舌の位置が上顎についていない方は、舌で左右の頬を押す舌の筋トレをしてみてください。

⑥咀嚼機能の維持改善

早食いを控え一口に20〜30回噛むようにしましょう。

⑦嚥下機能の維持改善

しっかりと深呼吸を行い呼吸の力を鍛えましょう。

これらのことはお家でも簡単にできると思います。

ご自身の気になるところだけでも改善できるようおうちで実践してみてくださいね。

福山市 医療法人幸美会なかむら歯科クリニック トリートメントコーディネーター 土居