口腔機能低下症ってどんな状態?

福山市 医療法人幸美会なかむら歯科クリニック 歯科衛生士 藤本

みなさんは口腔機能低下症をご存知ですか?

歳をとるとお口の状態に問題が生じやすくなります。

それにより、例えば食べたいものが食べられなくなり、食事の栄養バランスが偏り低栄養につながったりとお口の健康だけではなく身体全体の健康にまで影響を及ぼします。

豊かな食事と健やかで充実した生活を送るためにも口腔機能低下症を予防したり改善したりすることがとても大切です。

その為に、お家でもできる予防や改善方法をご紹介したいと思います!

①口腔衛生状態の改善

お口の中の衛生状態を改善することで、誤嚥性肺炎などの予防にも繋がります。

1日2回以上歯ブラシをし、しっかりうがいを行ない、フロスや舌ブラシのぜひ活用みてしてください。

②口腔乾燥の改善

お口をよく動かしたり水分補給、唾液腺マッサージ、薬局にも売っているお口の保湿剤などを行いお口の中に潤いを持たせることで口臭や、虫歯などの予防にも繋がります。

③咬合力の維持改善

噛み合わせを治したり、歯ごたえのあるものを食べて噛む筋力を衰えさせないようトレーニングをしてあげることで自分の食べたいものを食べ続けることが出来ます。

④舌や唇を動かす

家族や友達とおしゃべりする機会を増やしたりすることで筋力を維持することができ、食べ物をしっかり飲み込む事ができます。

⑤舌の位置の改善

今舌の位置が上顎についていない方は、舌で左右の頬を押す舌の筋トレをしてみてください。

⑥咀嚼機能の維持改善

早食いを控え一口に20〜30回噛むようにしましょう。

⑦嚥下機能の維持改善
しっかりと深呼吸を行い呼吸の力を鍛えましょう。

これらのことはお家でも簡単にできると思います。

ご自身の気になるところだけでも改善できるようおうちで実践してみてくださいね。

福山市 医療法人幸美会なかむら歯科クリニック 歯科衛生士 藤本

歯茎が腫れた?

医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック 歯科衛生士 金谷省吾です。

皆さんも、なんか歯茎が痛いなぁとか、歯磨きをしたら血が出たとか経験があるかもしれません。

歯茎はもともとピンク色をしているので、赤みが強くなっても分かりにくいかもしれませんが、唇を引っ張って動かない部分の歯茎が赤くなってきてたらちょっと注意が必要かも。

歯茎が赤く腫れる歯茎の病気には大きく分けて、「歯周炎」と「歯肉炎」があります。、

「歯周炎」は歯を支えている骨など歯周組織に炎症が起こり、歯周組織が壊されてしまう病気です。

歯周炎で壊された(溶かされた)歯槽骨は戻ることがありません。

もう一つの「歯肉炎」は歯を支えている骨のうえにある歯肉に限局して起こっている炎症です。

「歯周炎」とは違い、炎症が骨など歯の周りの歯周組織まで及んでいない為、炎症を起こしている原因を取り除けば健康な状態に戻すことができます。

健康な状態に戻るか、放置して回復できない病状に進むか分かれ道になるので、毎日のセルフケアをしっかり行うのと歯科医院での診察、刺繍治療を受けてみてくださいね。

また「歯肉炎」には特定の状況で起こるものもあります。

子供の歯から大人の歯に生え変わる時に起こる「萌出性歯肉炎」、女性の妊娠中に起こる「妊娠性歯肉炎」などがあります。

特定の状況が終われば治癒することも多いのですが、炎症があるうちは優しく歯磨きをして、できるだけ口腔内を清潔に保つようにしましょう。

どうしたら良いかなどご質問等があれば、お気軽にお声がけください

医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック 歯科衛生士 金谷省吾