ホワイトニングで歯は白くなる?/歯が溶けにくいのは唾液のおかげ?

ホワイトニングで歯は白くなる?

こんにちは福山医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック 受付 藤崎です

ホワイトニングしたら芸能人のように歯が白くなる

と思っているかたは多いと思います

もちろん白くなりますが

TVで見る方たちほど白くならなかったと思われる方もいらっしゃると思います

歯が着色し黄色く見える理由は

お茶やコーヒーに含まれるポリフェノール類と呼ばれる

色素やタバコのヤニなどが原因として知られています

これらの色素が歯の表面にあるペリクルという成分に付着することで

ステインとなり歯が黄色く見える着色汚れとなっていきます

その他にも加齢と共に象牙質が厚みを増し

摩耗したエナメル質から透けてみえることで

歯が黄色く見えることもあります

ホワイトニング薬の成分には着色汚れを無色透明に分解する成分があり白くなります

歯の中に含まれる色素も分解するので

マスキング効果とブリーチング効果があります

私が初めてオフィスホワイトニングをしたのは6年前です

初回は白さを実感することはあまりありませんでした

自宅でできるホームホワイトニングをしながら

半年後に2回目のオフィスホワイトニングを受けました

その時は白さを実感でき嬉しかったです

マスク生活が続いていてホームホワイトニングもお休みしていましたが

最近着色が気になってきたので

オフィスホワイトニングをしたいなと思っています

医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック 受付 藤崎

歯が溶けにくいのは唾液のおかげ?

こんにちは!福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック トリートメントコーディネーター

坂本です。

唾液には「酸の影響をやわらげ歯のエナメル質を守る」という役割があります。

酸っぱいものがお口に入ると唾液の分泌が増加し、中性に戻そうとします。

このようなpHを一定に保つ働きを「緩衝作用」と言います。

pHは7が中性で、これより数値が小さくなると酸性です。

お口の中のプラークのpHが5.5以下になるとエナメル質の表面からカルシウムとリン酸が溶け出す

「脱灰」が始まります。そして脱灰の結果として、「う蝕」や「酸蝕」が発生します。

「蝕」は「むしばむ」という意味で、どちらも歯が侵されることを表します。

う蝕とは虫歯のことです。虫歯は歯のプラークに存在する細菌が糖を分解することで酸を作り、

その酸が歯を脱灰し進行する病気です。

一方、酸蝕歯食事や飲み物に含まれる酸が直接的に歯を脱灰する現象です。

嘔吐などで逆流した胃酸が影響することもあるそうです。

つまり、虫歯には細菌が関係し、酸蝕には外部の酸の影響によるものという違いがあるのです。

歯が簡単に脱灰しない訳は「唾液の緩衝作用」があるからです。

唾液のおかげでエナメル質はそう簡単には脱灰されない(酸蝕されない)からです。

『歯磨きは食後30分経ってから行う方が良い』という情報を耳にした事があるかもしれません。

食後はお口の中が酸性に傾く為、このタイミングで歯を磨くと、柔らかくなったエナメル質が

歯ブラシによって傷つく。そのため、食後すぐではなく、唾液が酸を中和するのを待ってから

歯磨きをするのが理想的だ、という説明です。

しかし、この情報は正しいとは言えません。

唾液の緩衝作用がある為、歯磨きはどのタイミングでおこなっても大丈夫です。

お口に食べ物を入れたら歯磨きをする!ぐらいの気持ちで日々の歯磨きに取り組んでみてくださいね!

福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック

トリートメントコーディネーター 坂本