歯周病になっても痛くないの?/口腔機能低下症とは?

こんにちは 福山市 医療法人幸美会なかむら歯科クリニック 受付 卜部です。

みなさんは歯周病にもしかかってしまったら痛みが出ると思いますか?

病気は痛みや腫れなど様々な症状を伴うことがほとんどですが、歯周病にかかると痛みは出るのでしょうか。

歯周病が進行したら骨が溶けるのだからきっと痛みが出るだろうと考えるのが普通だと思います。

しかし、そうではありません。

腕や足の骨が溶ければきっと痛いでしょう。

歯周病でもポケットのなかで細菌が暴れだして膿がたまったりすると痛みが出ることはありますがそのような急性化の時以外は通常痛みは伴わないのです。

そして歯周病は気づかないうちに徐々に進行します。

虫歯は歯に穴があいたり、痛みを伴ったりするので気づくことが多いです。

それに対して歯周病は歯ぐきが腫れたり出血したり歯が少し揺れるというマイルドな症状なので気づきにくいです。

歯周病にかかっているかは歯科医院で検査をすることで初めてわかります。

そのため歯科医院で定期的にチェックを受けることをお勧めします。

とくに虫歯の経験がほとんどない人は歯科医院の行くきっかけがないので要注意が必要です。

もし、歯周病が発覚し、治療が必要となった場合でも治療後には必ず定期検診を受けるようにしてください。

一度歯周病になった人は歯周病のリスクが高いので治療で一旦良くなっても再発する可能性が高いからです。

歯周病にならないためにも定期的に歯科医院を受診しましょう。

福山市 医療法人幸美会なかむら歯科クリニック 受付卜部

口腔機能低下症とは?

福山市 医療法人幸美会なかむら歯科クリニック 歯科衛生士 塩飽

皆さん口腔機能低下症という言葉をきいたことがありますか?

口腔機能低下症とは、加齢により口腔内の機能(咀嚼や嚥下など)が低下する症状で、食生活や健康に影響してくるものです。

口腔機能低下症と診断されたらどうしたらいいいのか、お伝えします。

1.全身・生活

・医科のかかりつけ医をもち、お薬の副作用にも気を付けましょう。

・栄養バランスのいい食事、適度な運動を心掛けましょう。

・積極的な社会参加を心がけましょう。

・心身ともに健やかな生活習慣を心がけ、週に一度は外出しましょう。

2.口腔

→口腔衛生状態不良の場合

・歯磨きは1日2回以上、夜、寝る前にもしっかり行いましょう。

・舌の汚れを丁寧に清掃しましょう。

・歯間ブラシ、フロスを1日1回以上は行いましょう。

・ブクブクうがいをしっかりしましょう。

・義歯の汚れをしっかり取りましょう。

→口腔乾燥

・お口をよく動かすようにして、水分摂取やうがいを適切に行いましょう。

・唾液腺マッサージを1日3回行いましょう。

・お口の保湿剤(駅・ジェル・スプレー)を使用しましょう。

→咬合力低下

・義歯、う蝕、歯周病などの歯科治療を受け、かみ合わせをきちんと治しましょう。

・干し芋、スルメイカ、ドライフルーツなど歯ごたえのあるものを食べましょう。

・かみ合わせの力が発揮できるように咬む筋力を鍛えましょう。

→舌口唇運動機能低下

・早口言葉や滑舌の練習で、舌や唇を素早くしっかり大きく動かしましょう。

・家族や友達とおしゃべりする機会を増やしましょう。

・唇や頬の力を鍛える器具や笛などを使用しましょう。

→低舌圧

・舌を口の中ではじいて、ポンっと音を鳴らしましょう。

→舌の筋力を鍛える顔の運動をしましょう。

→舌の筋力を鍛える道具を使用しましょう。

上記のように様々なトレーニングがあります。

まずは、歯科受診をして、何をしたらいいのか聞いてみましょう。

分からないことがあればスタッフまでお声がけください!

福山市 医療法人幸美会なかむら歯科クリニック 歯科衛生士 塩飽