プラーク・歯垢って食べかすの事じゃないの?/フッ素・シーラント(保険診療)

こんにちは。福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック 歯科衛生士の野原です。

歯医者さんはもちろん、テレビやCMでも聞いたことがある方は多いと思いますが、この「プラーク」ってどういう事を意味する言葉かご存知ですか?

実はこのプラークという言葉は歯垢の事を指しており、この歯垢は歯についている汚れの事なのです。

このプラークは、食べかすの事だと思ってらっしゃる方が多いです。実際、指導させて頂いてる患者様の中にも「食べかすの事じゃなかったの?!」と驚かれる方は割と多いです。

このプラーク、実は細菌の塊の事なのです!

私達人間のお口の中には常に色んな菌が住んでいます。この菌が歯ぐきの老廃物等とくっついた白い塊がプラーク(歯垢)の正体なんですね。

まさに漢字に書いてあるように、歯の垢という事なんです。

なので今日はまだご飯食べてないから歯磨きはしなくて良いやーと言う方がいますが、食べかすではないので、どんどんプラークが蓄積されてしまい長時間くっついていることによって歯ぐきが腫れたり、歯が虫歯になってしまいます。

細菌の中には歯周病菌・虫歯菌など潜伏しているため、プラークを長期間溜めるということは歯周病・虫歯のリスクをアップさせてる事に繋がっていきます。

毎日ちゃんと歯磨きしてるよ!毎日30分もしてるよ!という方でも磨き方の癖があったり、歯磨きする際に力を入れすぎる事によってうまく磨けてない場合もあります。

それにより時間をかけているのに、お口の中の状態が悪い、虫歯ある、歯周病が進行していると言われてしまった!と言う事になってしまいます。

時間をかけて磨くことも大切ですが、一番大切なのは歯の汚れ・プラークをしっかり歯ブラシで毎日取れているかというのが実は一番大事な事。

ですので自分の歯磨きがちゃんと出来ているかどうかを歯医者さんで定期的に見てもらうことはとても大切なことなんです。

今の自分は歯磨きちゃんと出来てるかな…?と気になる方は是非症状がない今から歯医者さんへ行ってみましょう。

福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック 歯科衛生士 野原

福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック トリートメントコーディネーター 中川

フッ素・シーラントについて知っていますか?

フッ素ってなんだろう?(科学的に歯を強くする)

フッ素とは歯の質を強くする自然元素のひとつです。実は身近なもので、緑茶(浸出液)・紅茶・ビール・ミソ・リンゴ・ダイコン・イワシ・牛肉などに微妙に含まれており、飲食物以外にも骨や歯などにも含まれています。

フッ素には、歯のエナメル質を強くして、ムシ歯菌の出す酸に負けない歯を作り、科学的に虫歯になりにくくする働きがあります。

むし歯からでる酸で歯が溶かされてしまったのが怖いむし歯です。フッ素にはこの酸に溶かされにくくする力があって歯を強くします。

だからむし歯菌から歯を守るシーラントはフッ素が入っています。歯をおおって強くする二つの力でむし歯菌と戦います。

子どもの歯も大人の歯もフッ素入りシーラントで早めに守ってあげましょう。

シーラントってなんだろう?(物理的に歯をむし歯から守る)

歯みがきの難しい「奥歯の溝」や「歯と歯が隣り合っているところ」をむし歯菌が狙っている場所です。むし歯は痛いだけでなく次に生えてくる大人の歯の邪魔をし、歯並びを悪くすることもあります。

だから、歯が元気なうちに「奥歯の溝」を埋めてあげましょう。

とっても簡単な処置で、むし歯菌を寄せ付けにくくするので、もうむし歯菌なんて怖くないですが、シーラントをして歯の溝を埋めてしまえば虫歯になりにくくはなります。しかし、正しい歯磨きをしなければ歯と歯の間や、歯と歯ぐきの間から虫歯になってしまいます。なので、シーラントをした後も、正しい歯磨きをしっかり行いましょう!!

福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック トリートメントコーディネーター 中川