フロス オア ダイ/妊娠中の歯科治療はいつまで?

フロス オア ダイ

福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック 歯科衛生士 小澤です。

「フロス オア ダイ」という言葉を聞いたことがありますか?

直訳すると、「フロスをしますか?それとも死にますか?」という意味になりますが、とても衝撃的なワンフレーズに聞こえるかもしれません…

これはアメリカの歯周病学会が発表したスローガンで、アメリカなどでは当たり前な考え方だそうです。

お口の中の病気(歯周病や虫歯)は全身疾患へ大きく影響を及ぼすことがわかっており、お口の中の細菌をしっかり除去することは口腔内の健康に繋がり、さらに全身の健康状態の維持にも繋がってきます。

歯周病の原因菌は歯ぐきの毛細血管から血管内に侵入し、血流にのって全身にめぐることもわかっています。

脳血管疾患や心臓疾患の方の血液を調べると、心臓や脳の血管から歯周病の原因菌が発見されたケース報告されているんです。

歯ブラシだけで歯磨きをした場合、お口の中のプラーク(=歯垢:細菌の塊)は約60%ほどしか除去できないと言われています。

歯ブラシでのケアにフロス(糸ようじ)や歯間ブラシをプラスすることで、お口の中のプラークの除去率が約80%にまであげることができるので、フロスや歯間ブラシはお口の健康や全身の健康にとても有効だということがわかります。

歯石のつきやすさなどは個人差があり、口腔内細菌の毒性の強さなども個人差はありますが、バイオフィルム(細菌の塊)の形成は約100日周期だと言われています。

お家でのセルフケアにはひと手間加えてフロスや歯間ブラシを使用し、それでもケアできないところは3ヶ月に1回のプロケア(歯科医院での予防治療)にぜひ足を運んでくださいね!

福山市 医療法人 幸美会

なかむら歯科クリニック

歯科衛生士 小澤

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妊娠中の歯科治療はいつまで?

福山市 医療法人幸美会なかむら歯科クリニック

トリートメントコーディネーター 岩田です☆彡

妊娠されている方はいつまで歯科治療を行う事ができるか

ご存知でしょうか?

普段歯医者へ行っておらず、お腹が大きくなってから

「なんか歯が痛い・・・。出産後に歯医者は行けないから出産までに治療終わらせたい」

ということになった時に歯医者では

「治療は産後落ち着いてからされた方がいいので今は応急処置しかできません。」

と言われてしまうでしょう。

妊娠中に歯医者へ通えるのは原則として妊娠中期(5~7カ月)です。

妊娠後期になると、もし虫歯や歯周病が見つかっても本格的な治療が

できないことがあります。

妊娠初期はつわりがひどかったり、流産の可能性があったり

母体が不安定なため、治療の時期をずらすこともあります。

歯科を受診される際には妊娠中であること、

週数などを必ず伝えてください。

妊婦さんに使っても大丈夫な薬剤を使ったり

なるべく長い時間仰向けにならないように短時間で行う事に

配慮しながら治療を進めていきます。

妊娠中は女性ホルモンがが増加します。

歯周病菌は女性ホルモンを好み活動が活発になるのですが、

その影響で歯ぐきが腫れやすかったり出血しやすくなったりします。

また、唾液の量や質が変化することにより

唾液の働きも低下していき、

口の中の細菌が増えやすくなります。

口腔内も虫歯になりやすい酸性へと傾きやすいので、

注意が必要です。

福山市 医療法人幸美会なかむら歯科クリニック

トリートメントコーディネーター 岩田