バイオフィルムって?/お口の健康と糖尿病の関係は?

バイオフィルムって?

福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック 歯科衛生士 小澤です。

バイオフィルムとは、複数の微生物の集合体です。

台所などの水まわりや川底にヌルヌルとした膜ができているものがバイオフィルムなのですが、実は歯垢もバイオフィルムの1つなんですよ。

歯を磨く前に歯の表面を舌で触るとヌルヌルしたりザラザラしたりするものが歯の表面に付着しているバイオフィルムです。

お口の中のバイオフィルムは虫歯や歯周病の原因である細菌の集合体なので、歯垢やバイオフィルムが付着した状態だと虫歯や歯周病などのお口の中の病気が始まります。

バイオフィルムには特徴があり、

⚪︎細菌が塊を作り、それがバリアとなるため、薬剤や体内の免疫が作用しにくい

⚪︎歯にこびりついているのでブラッシングをしないと除去が困難

⚪︎バイオフィルムの内部で作られた病的因子や毒素が歯周病などの病気を誘発する

虫歯や歯周病の発症・進行を防ぐためにはこのバイオフィルムを制することが重要です!

歯垢などは日々の歯ブラシで除去できるものなので、丸みのある歯を歯ブラシの角度や向きを変えながら丁寧に隅々まで磨くことが重要です。

歯を磨く前と後で舌で歯の表面を触ってみてください。

舌で触ってツルツルになっていてば歯垢が除去できています。

ザラザラしたりヌルヌルするところは磨き残しがあるところなので、そこだけもう一度ツルツルになるまで磨いてみましょう。

歯ブラシが届かない歯と歯の間はフロスや歯間ブラシの使用がおすすめです。

強固に付着したバイオフィルムは歯ブラシで除去できないものもあるので、歯科医院で専用の機械を使ったバイオフィルム除去を定期的に行ったり、細菌が出す毒素を洗浄して除去することがとても重要です。

バイオフィルムを制するものはお口の健康(健口)も制する!

死ぬまで自分自身の歯28本(親知らず4本含めると32本)で美味しく楽しく食事ができるように定期的な予防治療に足を運んでくださいね!

福山市 医療法人幸美会

なかむら歯科クリニック

歯科衛生士 小澤

お口の健康と糖尿病の関係は?

福山市 医療法人幸美会なかむら歯科クリニック

トリートメントコーディネーター 岩田です☆彡

皆さんはお口の健康と糖尿病が関係しているということを

ご存知でしょうか?

実はお口の中がきれいになれば、血糖値も良くなります。

歯周病の治療は“糖尿病の飲み薬1剤分”に匹敵しており、

お口の中がきれいになれば血糖値も良くなります。

お口の中が汚れていると・・・

歯周病菌がいっぱい住んでおり、

歯茎が腫れて炎症を起こします。

悪玉ホルモンが増えることにより、

インスリンがきちんと働けなくなり、血糖値があがるのです。

歯周病をきちんと治療することで、血糖値を上げる原因の

悪玉ホルモンを抑制します。

その結果、インスリンが元気に働ける環境が整い、

血糖値はスムーズに下がっていきます。

歯と歯茎の間の溝、歯周ポケットと呼ばれる場所は

3㎜以下の深さが正常であり、3㎜以下であれば細菌が住む

スペースはないので、歯ぐきの状態をキープするためにも

歯科医院での定期的なメンテナンス

自宅でのセルフケアが必要です。

当院でも定期的なメンテナンスをお勧めしており、

治療が一通りおわったあとメンテナンスについての

説明もさせていただいておりますので、

安心して通っていただけます^^

定期メンテナンスが気になるかたは一度当院まで

ご連絡をお願いします。

福山市 医療法人幸美会なかむら歯科クリニック

トリートメントコーディネーター 岩田