インプラントはなぜ治療期間がかかるの?/プラークコントロールって?

インプラントはなぜ治療期間がかかるの?

こんにちは!医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック トリートメントコーディネーター 坂本です。

虫歯や歯周病,何らかの事故等でご自身の歯を失ってしまった時,歯を補う治療の一つとして『インプラント』があります。

まず,『インプラント』とは骨の中に,人工のチタン製ネジ(フィクスチャー)を埋め込む治療です。

骨の中に噛む力が分散されるため,天然歯と同じように噛めるものです。

そんな『インプラント』ですが,治療期間が長くかかるイメージがありませんか?

治療期間は最短で4〜8ヶ月と言われていますが,ほとんどの患者様が1年〜1年半単位で期間がかかる治療です。

なぜ,そんなにも期間がかかるのか?

何らかの理由で,歯を抜かないといけないとなり,インプラントを望まれた場合,まずは抜歯からの治療のスタートです。

抜歯をしてすぐにインプラントが入れられるかというと,そうではありません。

抜歯をすると,骨や歯茎は痩せていきます。

ただ,骨や歯茎がしっかりなければ,インプラントは入れられません。

なぜなら,インプラントは直径約5mm×高さ約10mmのものを入れていくため,骨や歯茎がなければそれらを増やす治療が必要となります。

そこで,抜歯の際に骨を増やすような材料を抜歯窩(抜いた穴)に入れて,骨増生を待ちます。

その待機期間が,早くても3,4ヶ月,長ければ6ヶ月ほど待つのです。

骨ができてから,お口の中の型取りをし,インプラントを正確な位置に入れていくためのガイドラインである,サージカルガイドという固いマウスピースのようなものを作成します。

そこから,インプラントの埋め入れ手術(1次手術)をし,インプラントと骨が生着するのを待つ期間があります。

これも,早くて3,4ヶ月,長ければ6ヶ月ほど待つようになるため,ここまででも約1年が経ってしまいます。

骨とインプラントが生着後,インプラントの頭出し(2次手術)を行い,傷口治癒を1,2ヶ月待ってから,最終的な被せ(上部構造)の処置を行うため,1年半は治療期間がかかってしまいます。

治療期間がかかるとなると,抵抗のある方もおられるかもしれません。

ただ,インプラントは治療期間を乗り越えた後,ご自身の歯と同じ,またはそれ以上に噛める喜びを感じていただけるものです。

歯は一生ものとよく言いますが,歯がなければ満足にお食事もできず,食事の楽しみもなくなってしましますし,ご自身の健康にも被害を及ぼします。

人生100年時代,健康に過ごしていくためにも,お口の『健口』はとても重視されています。

インプラントは外科治療のため怖い,痛いと思われて,一歩がなかなか踏み出せない方も多くいらっしゃるかと思います,

当院では,インプラントの無料相談も行っております。

ご興味のある方はお気軽にお声かけくださいね!

福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック

トリートメントコーディネーター 坂本

プラークコントロールって?

福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック 歯科衛生士 川上です。

プラークコントロールという言葉はご存知でしょうか?

プラークとは歯垢という意味です。

お口の中にはたくさんの細菌が潜んでいます。

それを毎日歯磨きで除去しています。つまりコントロールしていることになるのです。

細菌がいなければ虫歯や歯周病になることはないです。

お口の中には約700種類ほどの細菌がいます。

プラークを歯磨きで落とすと、歯ぐきの炎症も改善されます。

重度の歯周病になっていると、虫歯じゃないのに痛みが出たり、常に出血したり、歯がぐらついてきて、最終的には歯が自然に抜け落ちます。

ご自身で毎日プラークコントロールをしていても、歯ぐきの中には歯ブラシの毛先は数ミリしか届かないので、気づかないうちに歯周病が進行していることもあります。

歯周病かどうか判断する検査を歯科では歯周組織検査と呼んでいます。

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歯科で歯周病になっているのかどうかを知ることで、今後のプラークコントロールにもつながってきます。

適切な歯磨きと定期的な予防治療でご自身の歯を守りましょう!

福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック 歯科衛生士 川上