訪問診療/歯周病の検査って何?

訪問診療

福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック 歯科衛生士 小澤です☺

近年、肺炎は日本人の死因第3位という高い割合を占めています。

入院患者さんの肺炎の原因を調べたデータによると、80代の方が約80%、90歳以上では95%以上という高い割合で誤嚥性肺炎が原因ということが分かっています。

誤嚥性肺炎とは、食べ物や唾液が誤って気道内に入ってしまう誤嚥が原因で発症する肺炎です。

誤嚥してしまう原因としては飲み込みに関する機能が低下してしまう嚥下機能障害が背景にあります。

嚥下障害を起こす原因には脳卒中(脳梗塞・脳出血)や脳卒中発症後の後遺症(麻痺など)、パーキンソン病、脊髄小脳変性症、筋萎縮性側索硬化症などを発症している方も嚥下機能障害を起こしやすく、誤嚥性肺炎のリスクが高くなります。

誤嚥性肺炎の予防として、口腔内を清潔に保つということがとても大切になってきます。

お口の中はたくさんの細菌が存在します。

日々のケアとして歯ブラシで食べカスや細菌の塊である歯垢(プラーク)を除去することはもちろん、歯ブラシで除去することができない

バイオフィルムなどの細菌の塊はプロの手(歯科医師や歯科衛生士)を借りて定期的に除去し、お口の中を清潔に保つことで誤嚥性肺炎を予防しましょう!

また、誤嚥性肺炎の予防にはお口の中を清潔に保つ以外にも、口唇や舌や頬の運動や、「あいうべ体操」や「パタカラ体操」などの体操・発声練習なども有効ですよ!

なかむら歯科では歯科医院に通院が難しい方には訪問診療を行っています。

https://www.nakamura-sika.net/dental/housecall.php

介護やお口の中のケアもプロの手を借りて分業することでご家族の負担を軽減することもでき、専門の予防治療を受けることで誤嚥性肺炎の予防にもつながります。

訪問診療をご希望の方はぜひ一度ご相談くださいね!

福山市 医療法人幸美会

なかむら歯科クリニック

歯科衛生士 小澤真衣

歯周病の検査って何?

福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック 歯科衛生士の細谷です。

皆さん、こんにちは。

本日は「歯周病の検査」についてお話しします。

皆さんは歯科医院に行き、歯周病の検査を行ったことはありますか。

私たちは、歯周病の検査を行い今の歯茎の状態を確認、歯周病の有無を確認しています。

検査では歯周ポケットの深さや数値の確認、歯肉の炎症出血の有無、歯肉の腫れや膿の有無、歯が揺れていないかを調べています。

検査結果の目安としては、

1〜3mmで出血のない歯茎は健康な歯肉状態です。

1〜3mmで出血のある歯茎は歯肉炎のの状態です。

4mm以上の深さのある歯茎は歯周病の可能性が高い状態です。

ちなみに、4〜6mmの歯茎の深さがある箇所は中等度の歯周炎です。

6mm以上の歯茎の深さがある箇所は重度の歯周炎と言われています。

歯と歯肉の境目には歯周ポケットと呼ばれる溝があります。

そこに↓こちらのポケットを測る器具を使用して検査を行っています。

歯と歯肉の境目を触るので強く痛みがある際はスタッフにお声掛けください。

歯周病は歯肉が腫れて出血したり、歯ぐきが瘦せてくるような症状もありますが、最も重要な症状は、歯を支えてくれている「歯槽骨」と呼ばれる「骨」を溶かしていく病気なのです。

自分では骨が溶けている確認はできません。

そこで専門の歯科衛士が検査を行い、骨が溶けているか検査をしています。

検査後は必ず検査結果については資料を用いてお伝えます。

何か検査結果についてもご不明な点がございましたら、お声掛けください。

皆さんも、検査して歯周病の確認を行ってみませんか?

福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック 歯科衛生士細谷