義歯の使用感?/「感染の窓」って?

義歯の使用感?

福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック

トリートメントコーディネーター 石原

昨年末、母が当院でスマートデンチャーを作成しました

左上の奥歯が折れており、抜歯し、傷口が治癒するのを待ち

作成に入りました。

母はこれが初めての義歯で、「食べれるかな~?」と心配はしていました。

完成から約半月、使用感を尋ねてみたところ

◎圧迫感はあるけど、慣れかなと思う。

◎硬いものはちょっとまだ怖いかも、反対側でまず噛んで

 少しやわらかくしてから、両方でかむようにしている。

~母が義歯でチャレンジした食べ物~

・ピーナッツ(これが一番怖かったそうです)

・肉類(思っていたより食べやすかったけど、すりつぶすのは難しかった)

・葉物(肉類と一緒ですりつぶすのは難しかった)

~母の半月の使用感まとめ~

・思っていたより食べられる。

・スマートデンチャーなので、思いきり笑ってもさほど見た目も気にならない。

・手入れは慣れるまでは大変だったが、半月もすれば慣れてきて

 思っていたより面倒さは感じない。

・「両方でかむ」ためには、硬いものは反対側で少し柔らかくしてからでないと

 難しかった。

・義歯にはとにかくマイナスイメージしかなかったが

 使ってみると以外と最初のイメージとは違って割となじめた。

母の場合は、2本分の義歯なので

さほどマイナス面が多くなかったのかもしれません。

大きさや義歯の設計(どんな形になるか)によって

違和感の程度も変わってきます。

1人1人口の中の状態は違うため、まずはレントゲンや歯周病検査を行い

どのような設計にするのかを技工士と相談していきます。

義歯は完成した日からが、本当の治療スタートです

繰り返し調整を行い、少しずつ自分に合わせていくようなイメージです。

義歯についての相談は、一度歯科医師までご相談ください。

福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック

トリートメントコーディネーター 石原

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「感染の窓」って?

福山市 医療法人幸美会なかむら歯科クリニック 歯科衛生士 小澤です☺

【感染の窓】という言葉をご存じですか?

虫歯菌は歯が生えはじめるころに感染し住み着きます。

この時期を【感染の窓】と呼んでいますが、この時期というのが約1歳半~2歳半の間の時期です。

生まれたばかりの赤ちゃんのお口の中に虫歯菌は存在しません。

この感染の窓と言われる1歳半~2歳半の間に両親や祖父母などの唾液を介して感染します。

現代では少ないかもしれませんが『口移しで食べ物を食べさせる』、『大人が使用したスプーンや食器の使いまわし』、『熱い食べ物を

冷ますために息をフゥーフゥー吹きかける』といった行為により唾液を介して感染します。

この【感染の窓】の時期に虫歯菌に感染していない状態であれば成長して大人になっても虫歯になりにくいといわれています。

ここで重要なのが、これらの行為に神経質になりすぎる必要はないということです。

感染していないからといってその後も虫歯にならないというわけではありません。

虫歯の原因は細菌だけではなく、【歯の質】【食生活】【唾液の性質】が大きく影響するからです。

虫歯菌に感染させないという点において重要なのは、赤ちゃんにかかわる周りの大人が定期的な予防治療に通い、虫歯菌などお口の中の

悪い細菌を洗浄し、細菌の数を減らすコントロールを継続して行うということです。

そうすることで赤ちゃんに虫歯菌が感染するリスクを下げることができます。

虫歯は当たり前の病気ではありません。

【虫歯菌に感染しない・させない】【虫歯の原因の1つである砂糖のコントロール】【歯の質を強化するフッ素塗布】で虫歯を予防しましょう!

福山市 医療法人幸美会

なかむら歯科クリニック

歯科衛生士 小澤