シーラントで虫歯予防?/親知らずはなぜ抜くの?

シーラントで虫歯予防?

こんにちは 福山医療法人なかむら歯科クリニック 歯科衛生士の三原です。

皆さん、シーラントという言葉をご存知ですか?

シーラントは保険内で出来る診療で、物理的に虫歯から歯を守る処置のことを言います

こどもの歯が生え変わり、大人の歯が生えてきますが、この大人の歯はこどもの歯よりも噛む面の溝が深く、そこに汚れが溜まって虫歯になりやすいという特徴があります。

また、生えたての歯は、まだ歯の質が弱く虫歯になりやすいです。

小学校に入学するくらいの年齢で生えてくる、6歳臼歯と呼ばれる大人の歯が虫歯になってしまうお子さんは多いのではないでしょうか?

そんな時に虫歯から歯を守ってくれるのがシーラントです!

どんなものかと言うと、

シーラントとは奥歯の溝を虫歯になる前にフッ素を放出するお薬で埋めてしまう方法です。

溝が深い臼歯に効果的で歯を削らずに治療を行い物理的に虫歯になりにくくする働きがあります。

しかし、シーラントをしたから必ず虫歯にならないと言うわけではなく、正しい歯磨きを継続しないと虫歯にはなってしまいます。

お子さんだけでは歯磨きの限界があるのでご家族で仕上げ磨きをしてあげ、みんなで協力して歯を虫歯から守っていきましょう!

親知らずはなぜ抜くの?

こんにちは。医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック 歯科衛生士の富田です。

皆さんは親知らずによる、メリット、デメリットについてご存知ですか?

1 親知らずによる様々な障害とは?

・ 親知らずとそのその前の歯が虫歯になりやすい。

・ 親知らずの周囲の炎症が広範囲に波及する。

・ 前歯の歯並びが崩れてくる。

2 抜歯治療の流れ

・初診日 診査診断 抜歯の予約

・抜歯当日

・抜歯の次の日に傷口の消毒

・抜歯日に縫合していれば1~2週間後で抜糸

・経過観察・治癒を待って終了

3 抜歯後に伴う症状 

・ 抜歯後には出血が生じます。2~3日は唾の中に血液が混じります。

・抜歯後には腫れが生じます。腫れの症状は術後2~3週間後に治ります。

・抜歯後には口が開けづらくなったり、唾を飲み込んだら喉が痛いという症状が出ます。この症状も術後2~3週間後に治ります。

・下の親知らずを抜いた場合、手術後に下唇や下の歯、あるいは舌の知覚麻痺や知覚鈍麻、しびれを生じる事がまれにあります。

しかし、通常は時間の経過と共に軽減していきますが、症状が改善するには3~12か月間かかります。また、場合によってはそのまま麻痺が残ることもあります。

4 抜歯を決めたら

・ 抜歯当日の体調管理をして下さい。寝不足、発熱などの体調不良、、二日酔いないようにお願いします。

・ 抜歯後、2〜3時間は麻酔が効いており、食事ができない為、お腹が空いていないように何か軽く食べて来院してください。

・ 抜歯後には腫れや痛みを伴いますので、何か大切な行事や仕事やプライベートの予定がある前には抜かない方が良いと思いますので、予約の日程はその事を配慮した上で決めて下さい。

抜く前にも抜いた後にも、さまざまな問題のある親知らずですが、長い目で見て、メリット、デメリットを十分に考慮して判断していきましょう。

また、詳しく知りたい方は気軽にお声掛けくださいね。

医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック 歯科衛生士 富田