歯の神経の生き死に、どう判断する?/食いしばる力から歯を守るには?

歯の神経の生き死に、どう判断する?

こんにちは。福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック トリートメントコーディネーター伊達です。

皆さんは、冷たいものがしみたりとか噛むと痛い。などの経験ありませんか?

これは、もしかすると虫歯が神経にまで広がってしまったとき、歯を救う最後の手段となる「歯の根の治療」が必要となるかもしれません。

実は、根の治療はとても難易度は高く、大変な技術と労力を要する治療なんです。

まず、歯の神経が生きているか死んでいるか調べるとき、どんな検査をする?

1,たたく 2,冷やす 3,電気ショック 

打診では、たたいて反応を診ます。痛みのある歯をピンセットなどの後端でコツコツとたたきます。

その歯と反対側にある、痛くないほうの歯もたたいて痛みの程度を比較します。

たたいて痛ければ、「歯髄が死んでいる可能性がある」と考えられます。

次に、温度刺激の検査では、冷却スプレーを吹きかけた綿球をピンセットでつまんで歯の根元まわりに当てて患者さんの反応を診ます。

歯髄が生きているのであれば「冷たい!」となるのですが、歯髄が死んでいるなら異常な痛みを感じるか、もしくはほとんど感じないことが多いです。

電気刺激では、微弱な

電気を流す専用の装置を使い、根元でなく歯の切端に押し当てます。

かなりビリっときますので、なにも感じなければ歯髄が死んでいる可能性が高いです。

ただ、そうした反応があったからといって100%歯髄が死んでいるとは限らないのが悩ましいところです。

そのため、いろいろな検査を組み合わせて、総合的に検討し、診断をくだします。

からだの不調があって、病気が疑われたとき、血液検査をしたりレントゲンを撮ったり、MRIをとったりなど複数の検査をしてから診断しますよね、

歯髄の場合もそれと同じなのです。

ですので歯科で検査を受ける際は、ぜひご協力ください。

福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック トリートメントコーディネーター伊達

食いしばる力から歯を守るには?

こんにちは。福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック トリートメントコーディネーター卜部です。

皆さんは歯にかかる過剰な力の主たる原因をご存知ですか?

就寝中の歯ぎしり・日中に無意識で行っている噛みしめが原因と言われています。

しかし、ジムなどで鍛えているかたの場合、これにウエイトトレーニングの食いしばりが加わります。

ここ数年、コロナ禍で競技ができないなか、筋トレの時間を増やしている方は多いと思います。

歯を守るためにぜひともこうした方たちに使っていただきたいのが

筋トレ中の「マウスガード」、就寝中の「ナイトガード」です。

歯科で作成するマウスガードは、お口の形をとって作成するカスタムメイド。

お口にピタリと合うので違和感が少なく、無理なく使い続けることができます。

また、ウエイトトレーニング用であれば薄く小さくするなど、用途別の作成が可能なものも歯科のカスタムメイドの大きなメリットです。

知覚過敏になった時にしっかり治療を受けることはもちろんですが、歯を傷める過剰な力から歯を守ることも大変重要です。

歯科のカスタムメイドのマウスガードの快適さをぜひ体感してみてください。

福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック トリートメントコーディネーター卜部