スポーツ好きの人が歯で苦労しやすいわけって?/治療した後にしみることがあるの?

スポーツ好きの人が歯で苦労しやすいわけって?

こんにちは。福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック トリートメントコーディネーター伊達です。

皆さんはスポーツはお好きですか?

からだを動かすことが好きな方、多いですよね。

ただ、そうした濃淡な違いはあれ、実はスポーツ好き特有の習慣が、歯の健康にとって不利に働くことがあることをご存知でしょうか?

そのひとつが『唾液が減りやすい』ことです。

唾液は、口のなかを洗い流し、虫歯になりかけた歯にミネラルを運んで補修してくれる大切な体液です。

『唾液さえたっぷり出していれば、そうそう虫歯はできない』といってもいいほど、お口の健康にとってたいへん重要です。

ほかにも歯を傷めやすい理由があります。それは

甘いもの(糖)の補給が増えること

素早くエネルギーを補給するには甘い飲み物は最適。

激しい運動をするときほど糖の補給は必要ですが、エネルギー補給のためにしょっちゅう飲むことで、むし歯菌の活動を増していきます。

さらに問題なのが、スポーツドリンクなどの飲み物に含まれる酸には、歯のアバタイトを溶かす酸が含まれています。

おいしくて、腐敗を防ぎ、疲労回復に役立ちますが、歯の主成分である、ミネラルを溶かすので、酸蝕症の原因になってしまいます。

けれど、スポーツの喜びをあきらめるわけにはいきませんよね、

そこで大事なのは、防御です。

スポーツを楽しみながら歯を守り、将来歯で苦労しないですむようにしていきましょう。

福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック トリートメントコーディネーター伊達優貴

治療した後にしみることがあるの?

福山市 医療法人幸美会 なかむら歯科クリニック 受付卜部です。

みなさん、今まで歯医者さんに行って、冷たいものにしみていなかった歯を

「ここに虫歯がありますね。ですから歯を削って治療しますね。」

と説明を受けた後に、治療を受け自宅に帰宅後飲食をすると、

急に冷たいものにしみて歯が痛いという経験はありませんか?

これには理由があります。

そもそも虫歯の治療を行う際には、虫歯の部分をすべて取り除いて行うことが大前提になります。

虫歯を残して処置することはさび付いた看板に錆を取り除かずに、ペンキを塗ることと同じで、ペンキ塗り状態が優れないことと同様に、虫歯をすべて取り除かないと修復処置はできないのです。

その為に、虫歯の治療時には虫歯をすべて取り除きます。

深い虫歯がある場合には、虫歯除去中に神経に対して、どうしても刺激が伝わることとなります。

これにより、処置前の疼痛の有無に関わらず、神経が生きている歯は、虫歯処置後に冷たいものにしみたり、痛みが出る場合があります。

個人差はありますが、通常はしばらくしたら、冷たいものにしみることや、痛みは軽減していきます。

しかし、軽減することなく痛みが増してくる場合はやむを得ず、神経処置を行う場合があります。

虫歯が深い場合、神経処置をやむを得ずに最初から行う場合もありますが、

できることなら神経処置は極力行わない方が、歯の寿命を考えることもよいと言われています。

樹木でも根を刈ると水分が失われ、急に寿命が減ることになります。

歯も同様で神経処置を行うと、歯の寿命が短くなるという結果を招きます。

この観点から、当院では処置後の疼痛の可能性を患者様に説明し同意を得た後に、神経がある歯の虫歯治療には極力神経保存を試みています。

福山市 医療法人 幸美会 なかむら歯科クリニック 受付卜部礼菜